2021年夏アニメ序盤

今期1、2話だけ見た感じだと、作画は綺麗だけど中身は面白くなりそうか読めない作品が多いですね。今までで1番わからないシーズンかも。

明らかに面白いのに見てないっていう作品とかありそうでわかる人教えてほしい。

 

A:今期トップクラスになってくれるといいなあ
B:結構期待してる
C:悪くない、またはまだわからないので様子見
D:視聴続けるか微妙

 

B「かげきしょうじょ!!」
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歌劇を主題にした作品で、最初どうしてもスタァライトが頭にチラついてファンタジー系の可能性もあるかと思いましたがかなりリアル寄り。

メインの登場人物は当然ほとんど女性なので、良い意味で生々しくバチバチにやってくれそうな雰囲気を醸し出していて今期の中でもかなり期待している作品。

 

B小林さんちのメイドラゴンS」

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僕個人としては1期はそれなりに面白いけどそんなにハマってなくて、多分他の人ほどは評価が高くなかったんですよね。

それでも安定した綺麗な作画で描かれると少々思うところがあると言うか、1話から「ああこんな感じの作品だったなと」思い出させてくれるいい滑り出しだったので今後も楽しみです。

 

B「探偵はもう、死んでいる。」

 1話の作画がバカ強くてかなり力が入っているのがわかる作品。

内容に関しては脚本とキャラの癖が強く人を選ぶかもですけど僕はわりと好きな部類。シエスタバチバチに可愛いんで出番が多いと嬉しい。

 

Bラブライブ

 前のラブライブがかなり良かったのにまた新しいのやるのかぁと思っていたんですけどこっちも普通に面白い。

ぱっと見あんま華が無いデザインに感じましたが、視聴してみると全然気にならなかったというか純粋に王道で面白い内容だと思います。

珍しく人数絞った分これから1人1人しっかり深掘りして話を進めるのか一味違った方向性になるのかも。

  

B「白い砂のアクアトープ」

 作画と演出面の綺麗さが際立つ作品。これから始まって行く感が強く、物語としての面白さは正直まだ全然わからないです。

 

C「悪役令嬢2期」 

1期は面白いけど後半失速したイメージが強く、2期も滑り出しは悪く無いけどマンネリ化がちょっと怖いですね。

2話見て思ったのが主人公が悪役令嬢の要素を出してると個性があって面白いですね。

 

C「月が導く異世界道中」

異世界が舞台の作品ですけど両親が異世界出身で設定と目的がはっきりあるのはいいですね。

異世界転生って大した目的もなく適当に悪党懲らしめて無双するだけってイメージなので、両親に何かしら秘密があって物語に深みを出してくれる可能性がありますし、若干古臭い雰囲気も醸し出してますが僕は結構気に入ってる作品です。

 

C「迷宮ブラックカンパニー」

異世界こち亀。主人公が金儲けを画策し、調子こいて欲を出し自滅するオチまでがワンセット。

まんま「これ両津勘吉だな」って感想が真っ先に浮かんだのでまあ良くも悪くも定番の面白さかなと言うのが1話を見た感想。一応2話からちょっと動きもあったのでさらに面白くなる可能性もありそうです。

 

C「僕たちのリメイク」

 絵はキレイなんですけどこの手の過去に戻ってやり直し系はやり尽くされている感じが出始めているので、無難な話にしかならなそうな雰囲気でどう差別化するのか難しいところ。

 

C「カノジョも彼女」

 程よい感じに登場人物全員アホで気楽に見れる点がいい。

普通に女の子キャラもいい感じの可愛さだから、後は男キャラが設定上うざく感じる瞬間は現れるのでノイズにならず上手く溶け込んでくれればいいなと。

 

C魔法科高校の優等生

お兄様がそんなにお兄様してないのでこの作品の醍醐味はいずこにといったところ。

妹そんな好きなキャラじゃないんで主人公に抜擢されてもうーんて感じでしたが、妹周りの女の子キャラががっつり出てくるので、今までそこそこいいキャラっぽいけどあんまり出番が無かったキャラにスポットライトが当たるのは悪くない。

2021年春アニメ感想記事

 なんだかんだ役者の揃っていたシーズンで僕は満足です。ただ最終話を見るのが遅かった作品があって気づいたら7月後半なんですよね。びっくりだわ

 

いつもの評価基準

A:特に面白く具体的にオススメできるポイントがあるもの
B:2期など続編があれば是非視聴したいもの
C:個人的には悪くない
D:なんとも言い難い
S:他と比較することが意味を成さないもの
EX:例外 

 

A「SSSS.DYNAZENON」 

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グリッドマンの続編?にあたる特撮をモチーフにした怪獣との戦いを描いた作品。群像劇に近い物語でバトルだけでなくストーリーも面白かったと思います。

正直最初は「作画はいいけどグリッドマンと比較するとインパクトが薄いかな」という印象でしたが、中盤以降の登場キャラ1人1人の変化と言いますか、それぞれのキャラが一歩踏み出して行くような人としての成長が見られたので、群像劇としての要素も噛み合い物語の王道感が増してるのがまた良かったです。

ラストの味方陣営と敵陣営がバチバチにやり合う感じとてもとても好き。

 

Aスーパーカブ

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 独特な空気感を持っていて要所要所で妙に引き込まれた日常系作品。一貫してテーマに沿ったストーリーを展開していて、カブという物語の軸となるものをしっかり確立し描かれていました。

諸々の事情で人との繋がりや感情といったもの全てが希薄な毎日を過ごしていた主人公がカブと出会い、趣味と言えるようなところまでのめり込み、徐々に日常が色づいていく過程がとても丁寧だったと思います。

特に序盤のエピソードが印象的で、カブに初めて触れ、今まで存在すら知らなかったものに試行錯誤し没頭していく姿をほぼセリフ無しで淡々と見せて伝える表現力が凄まじかったですね

ちょっと中盤以降、ん?と思うような展開や、どうしても序盤程のめり込んでいくような感覚にならなかったので評価が伸びなかった印象ですけど、3人目のメインキャラクターの椎ちゃんが抜群に可愛いキャラだったので良しとしました。

 

A「バック・アロウ

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 2クール目の勢いが凄まじすぎて僕はかなり楽しめました。でもかなり好みの差が現れる作品だと思います。

所々で無茶苦茶だなぁと思う展開であったり、あまりにもテンポ良くて置いてけぼりになりそうなこともありましたが、1クール目でキャラは立てていたので「まあこいつらならあり得るか」ぐらいで何故か納得できてしまっていた所が凄いなと思います

作中最強格の敵キャラのじいさんとの共闘や乗艦が合体変形するシーンの熱さは半端無かったですよ。いやほんと勢いとノリで押し切るパワーの高い作品でした。

 

A「86―エイティシックス―」

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戦争物のかなりシビアな作品でしたが終盤綺麗に締められていたので高評価でした。

物語が進むに連れて舞台設定が開示されていき、構成する要素が大体ハードなものなのがわかってきますが、厳しい現実の中でも最後まで生き抜こうとするキャラクター達の矜持のようなものが伝わってきたのがこの作品の良いところだったと思います。主人公だけは安全なところにいて他の命を懸けるメンバーとのすれ違いや葛藤が伝わってきましたし、後半覚悟を決めて行動するところも丁寧に描かれていました。

あんまり好みのタイプのアニメで無かったのに良くできてるなと思ったのでハードな世界観が好きな人には結構オススメかもしれませんね。

 

B異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術Ω」

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1期に比べれば個々のキャラにスポットが当たる割合が減っていて少々パワーダウンした印象がありますが、気軽に視聴できる質のいいネタ枠としての役割はしっかり果たしていたと思います。

新キャラもいい感じに可愛くえっちポイント500点くらいはあったので個人的には好きでした。やっぱどこまでも言ってもキャラが可愛いのは大事。

 

B「スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました」

 スローライフ系の作品でジャンル的に期待していなかったので正直流し見することが多かったのですが、キャラの可愛さとスローライフという点を一貫させていたので意外と楽しめました。

この作品の特徴として新キャラが登場する頻度が高いんですけどちゃんと一人一人のキャラを立たせていて、最初は一人だった主人公にどんどん家族が増えていき生活がいい方向に進んで行ってるなと自然に感じとれるのが良かったです。

スローライフ系の作品を期待していなかった理由として話の起伏が薄く変わり映えしないというのがあったのですが、スローライフしつつも徐々に賑やかになっていくのを感じさせ、ゆっくりでもいい方向に進んでいるという変化が伝わってきたので特にダレた印象を持たなかったです。実際どんどんキャラが増えるのにバランスが崩れず最後まで保ってたのは地味ながら凄いことですよね。

何か強烈なエピソードがあったとかでもないのに徐々に評価を上げていった珍しいタイプのだったなあと終わってから実感しました。見ていてほっこりする雰囲気のいい作品だと思います。

 

Bましろのおと

三味線という題材が中々渋いところがありますが演奏シーンがしっかりしていて面白かったです。ジャンプらしい王道的な面白さでしたが、どうしても主人公の方向性が定まらないまま中途半端なところで終わってしまった感が否めないかもしれません。

 

 

C「究極進化したフルダイブRPGが現実よりもクソゲーだったら」

幼なじみの女の子のキャラがめちゃくちゃキレてて要素要素の印象に残るネタが多くそれなりに面白かったです。

ただ逆に幼なじみが出てこないと作品の印象が薄いというか、最後の締め方は良かったと思いますが、終盤まで主人公が振り回されるだけでクソゲーを表現するための舞台装置感が拭えなかったので、もう少し早く話の軸となるような動きがあればもっと良かったなと思います。

 

C「戦闘員、派遣します。」

バカなノリと勢いは好きなんですけどどうしてもこのすばと比較するとってところがあるのでそこそこの評価。 

 

D「ひげを剃る。そして女子高生を拾う」

どうしても要所要所のそうはならんやろっと思わせる部分が多くいまいち入り込めなかったのですが、作画は安定していますし見所が無い訳では無いと思います

 

D「蜘蛛ですが、なにか」

人間パート必要だった???いや前期も主人公の蜘蛛パートは面白くて人間パートは絶望的だったんですけど、最後に2つのパートが繋がるんだろうなと思っていたら特にそんなことも無く、さらに戦いの真っ最中に何も問題が解決しないまま終了したのでどうしてこうなったのかと。原作と時系列ちょっと違う説もあるんでアニメでどこまでやるか難しかったのかなとは思うんですけど中々難しいですね。

 

D「幼馴染が絶対に負けないラブコメ

作画がどうとか以前に支離滅裂な内容が多く、にも関わらずキャラクターが「俺たち凄いことやってますよ?」みたいな面してドヤ顔長文の解説のおまけ付きでなんかもう凄いというか凄かったです。いやまた一つ令和の怪物が生まれましたね。

 

S「シャドーハウス」

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「シャドー」と言われる姿が真っ黒で見えない存在とそれに仕える「生き人形」を描いた作品で、独特な雰囲気が今期の中でもかなり気に入っています。キャラクターが大体みんな可愛いしいいキャラしてるから強い。

こういう作品ってどういうジャンルと言っていいのかよくわからないんですけど、最初はどこかホラーでミステリアスなテイストがありつつも日常系に近い話の展開で、終盤はシャドーハウスの秘密が一部開示され、最初から感じていた不穏な空気が的中しストーリー物としても盛り上がってきたってところで終了したのでとても先が気になります。秘密がわかってきたあたりがめっちゃ好きなんですけどモロネタバレなんであんま詳しくは書けませんけどね。

どこまでいってもこの作品はキャラの魅力が最大の武器だったかなと思っていて、今回サムネにした一枚絵に写っている主人公2人とその同期のメンツが全員印象に残ったのが良かったですね。最初から全員いいキャラだったというよりどんどん好感度が上がっていくような、物語の中でキャラを立たせるが非常に上手かったです。今回はお披露目会のエピソードに大半の尺を使っていましたが、そこで各々が個性を発揮したり成長するのを存分に見せられたのでキャラクターの好感度の高い作品になったのかなと思います。生き人形の主人公エミリコの純粋で真っすぐなところとシャドーのジョン様の無茶苦茶加減や勢いが特に好きですかね。

 

Sゾンビランドサガ リベンジ」

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 2期は最終話に合わせ盛り上がりの最高潮を持ってきてくれたのが好印象です。

1期の最終話も嫌いでは無いんですけど、どうしても途中の個々のキャラのエピソードの方が盛り上がっていた印象があったので、今回は最初から最終話に焦点を合わせ物語が作られていて、それに伴いライブシーンも力を入れているのが伝わりました。

最終話は大盤振る舞いというか1曲目からフルで歌っていてその感ずっとクオリティの高いCGでライブシーンが描かれ凄く驚きましたね。1期序盤のCGからここまで進化したかと。それで1曲で終わらず複数の歌を魅せてくれて本当にライブっぽいというかめちゃくちゃにテンションが高まってワクワクしながら視聴できました。ほんとライブシーン良かった。

あとは個人的にゆうぎり姐さんのキャラが一番好きなんですけど2期にしてやっと個別のエピソードが見れて嬉しかったですね。世界観がガラっと変わって最初は、ん?となりましたが最後の締めとライブで全部持っていかれてゆうぎり姐さんカッコよかったです。

 序盤微妙なところもありましたが4話あたりのライブから一気に盛り返してくれて、ゾンビランドサガらしい面白さと熱さを提供してくれたいい2期だった思います。

 

 

S「Vivy -Fluorite Eye’s Song-」

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100年後、AIが人間に反旗を翻す未来を変えるためAIの主人公が奔走する物語。

脚本、作画、BGMと総合力が高く映画でも見てるのかと思わせるほど力の入った作品でした。やたら豪華です。

最初タイトルからは想像もつかなかったんですけどSFアクション物として演出に力をいれているのが印象的でした。もうめちゃくちゃアクションを見せたいのが伝わってきます。いくつかのエピソードに分かれていますが、特に作画が凄まじかったのはメタルフロートとオフィーリアの回ですかね。要塞みたいな建物の中にいる管理AIを破壊しに行く展開があるのですが、防衛システムの弾幕を搔い潜り、メタルフロートへの突入シーンから内部を突破してグレイスの元までたどり着くまでのスピード感が心地良くてかなり好きでした。オフィーリア編だとタイマンの格闘戦が明らかに劇場版クオリティでバチバチにやり合っていて一番作画が良かったのもそのあたりかなと思います。

最後も綺麗に締めていて凄く良い作品でしたが、AIと人間の関係を描いた物語としては序盤の方のコロニー墜落やメタルフロートのエピソードが強かった分、後半から少し失速したように感じるところもあったかもしれません。別に文句は無いのに何故か物足りないような感覚、不思議。まあその分先程も書いたメタルフロートのエピソードが特に好きで博士とエステラの関係性や結末が切なくも凄く心に残りました。

細かいエピソード語り始めたらキリがありませんが全体的にストーリーがしっかり練られていて、それを後押しする作画とBGMが噛み合った見せたい物がはっきりした作品だった思います。

 

 

黒単デスザーク使ったこと無いエアプがクソ真面目に考察する記事

なんとなくの気分で書きます

 

 デスザークというデッキは個人的にはそこそこ嫌いだったんですけど(使われたら鬱陶しいから)、カード同士の繋がりが強めでこの手のデッキタイプはつ一つ一つのカードや動きを工夫すれば化ける可能性がある・・・かもしれないと、何か起こせそうな気がしたんでレギュレーションは問わず考察していければと思います。解説とかでは一切無いです。

 

 ↓最もありがちと思われるぱっと思い付いたリスト

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 ここからは備忘録感覚で好き勝手一枚一枚のカードを見直していく記事にします。ごくごく基本的なことを自分自身が再認識してあらためて強力な構築を組むためですね。完成形の他人に見せる用のしっかりした記事は機会があれば書くかも。めんどくさいのでカード名は基本略称。

 

あと今回は各カードの前に「必須性」と「強さ」の項目も追加しました。これ似たような要素ではあるんですけど構築に採用されるカードは「強いけど無くても成り立つカード」と「強みは微妙だけど環境的に採用せざる得ないカード」があると考えているので1〜5段階のゴリゴリ主観で評価してみました。※思い付きの直前に追加した項目なので諸々浅いところがあるかもしれません。

 

 

「ドゥリンリ」

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 必須:強さ

   1   : 

必須性:無くてもデッキとしては成立する

強さ :初動の墓地肥やしとして優秀

 

「デスザークのデッキパワーは墓地の枚数に依存する」この考えを大前提と仮定すると、墓地肥やし性能的にドゥリンリとグリギャンを採用し最低でもどちらかはプレイできるようにすることが強い構築になる条件と判断。

後述するが今の環境だとデスザークのメインエンジンである4コス帯の魔道具に依存すると速度が遅いのではないかという疑いがあるため、しっかりと序盤から墓地を肥やし速度を上げる必要性がある。

そのためドゥリンリは2コスの初動、墓地肥やしの初動、両面の要素を備えていると把握した上で調整が必要なカードだと考えている。

では2コス初動の魔道具としての立ち位置は、「唯一相手に依存せず自分の動きを通すことが可能だが効果の即効性は薄い」といったところ。他の2コス魔道具はわかりやすく明確な仕事をするため環境によってはドゥリンリの枚数を減らすのも視野には入るが、それはデスザークというデッキの1枚1枚の墓地の価値を理解したうえで判断が必要かと。

ドゥリンリを具体的な役割に当てはめようとした際に最速の朱雀着地の補助ばかり注目されるが、あくまで継続的墓地リソースとしての強さの副産物だと考え、メインエンジンであるヴォガイガヴォ―ミラの回収範囲を増やし、墓地リソースのみで召喚可能なガリュザークなど、早く動けばその分墓地の状況を見て選択肢を広げられるため、毎ターン増えた墓地を考慮しながら全体のプレイングを考えるようにしたい。

 

「ドゥグラス」

 必須:強さ

   3   : 1

必須性:唯一の受けトリガー

強さ :殴って自壊するのがきつい

 

トリガー、2コス魔道具でアタック可能ブロッカーと小回りのきく性能。ただし決定的な強みが無く、朱雀が間に合わないような対面にトリガーが欲しいかどうかで採用されるため、構築を煮詰め切った際に不採用になるイメージ。あとは殴った際に破壊されるデメリットが大きく小型魔道具で刻んでいくことが大事な対面だと初動としての役割が果たせず厳しい。

トリガーの強みとして相手のターンにカウンターで朱雀を着地可能ではあるが、盤面に1体は魔道具が残っていることが条件のため、場持ちのいい魔道具を採用できるとトリガーの強みがより活かせるかも。

 

「ドゥシーザ」

 必須:強さ

   5  : 3

必須性:メタクリーチャーの処理

強さ :初動+相手の初動妨害

 

相手の初動を潰しながらこちらの初動を展開できるため対面によってアドバンテージの差が大きい。ミクセルのようなデスザークに有効で放置することができないメタクリーチャーを除去する必須性の高い役割も持つ。

あくまで自分の初動と妨害を兼任するため強いのであって除去の範囲自体は広いわけではなく、相手依存の要素が大きい。活躍する時のイメージに引っ張られず必須性の高い役割を中心に意識して調整が必要。最近ではダークネスがメタクリーチャーの除去という必須の役割を担えることから採用枚数を工夫できるはず。

 

「ドゥポイズ」

 必須:強さ

   4   : 3

必須性:詰めの全ハンデス

強さ :盤面を増やさないが除去が優秀

 

状況を選ぶが早期の段階で汎用性の高い除去を撃てるのは高評価。最後のラビガリュの全ハンデスで使うのがメインの用途であれば2枚でもいいと思うが、最近では零龍やダークネスなど噛み合いの良いカードが増えている。最近評価の高いダークネスだとパワーマイナスで小型を処理し大型を復活させたドゥポイズで処理するなど器用な動きが増えているように感じる。

従来だと相手の初動の妨害か、詰めのガリュザークデスザークを巻き込みながらの2面処理など使う状況が少々限定されるカードだと判断していたが、組み合わせてより効果を発揮するカードが増えているため、単体の性能よりも噛み合いの良さを意識して採用するとより輝くカードになると思われる。

 

  「グリギャン」

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 必須:強さ

      : 

必須性:最速3ターンでの朱雀着地

強さ :墓地肥やしとして優秀

 

黒単デスザークにおける最も重要なメイン墓地肥やし要因。現状では3ターン目の最速デスザーク着地の必須パーツであり、能力の即効性と本体コストの低い墓地肥やし要因のため役割的に4枚でも足りていないように感じる。墓地からも展開できるドルスザクの性質的に墓地に落として探しに行くことも大事なため、墓地は肥やせる時に肥やしておくべきであり、ドゥリンリと同じで墓地は先に増えた分だけデッキとしての選択肢も増える。

このカードに関してはデッキにあるだけ強く雑に欲しいカードのため、どう使えばより強みを発揮できるかはさて置いて5枚目、6枚目のグリギャンと成り得る代替案をデッキバランスに応じた採用の余地がある。

「幽具ギャン」「無限皇帝の顕現」などが候補で、魔道具では無い上にアドバンス環境でしか使用できないが、グリギャン以外での3ターンデスザーク着地を可能にするカードが存在するため採用候補カードに後述する

 

「グリナイプ」

 必須:強さ

   3   : 2

必須性:詰めのトリガーケア

強さ :システムクリーチャーのキープ

 

終盤の詰めが最も大きな役割で、相手のメタクリーチャーを気にせずデスザークを着地できる点と、4コス魔道具などの盤面に残っていてほしいクリーチャーのために事前に設置しておける。ただどうしても対策の対策に近く能動的に強みを発揮しにくい点が気になるため、終盤だけでなく序盤から何か明確な役割を持たせられればといったところ。

 

4コスト魔道具の前に

デュエマの勝負所は4ターン目。規制されるレベルのソリティア系デッキ、デイヤー、カリヤドネ、ネイチャーファイブスター、最近であればゼロルピア等のデッキは4ターン目のフィニッシュを1つのボーダーラインとして構築される。アグロ系の例で言えばバーンメア、キラスターの着地など、いかにそれまでに強い動きを通すかが大事になってくる。そのためドルガン閃のような3ターン目に一手早くビッグアクションを起こせるデッキはそれだけで強みになり、逆に言えば相手のビッグアクションを3ターン目に制限をかけられるのがデスザーク最大の強みとも言える。

 

4コス魔道具はデッキの核とも言えるリソース源ではあるが、それを出してターンエンド前提ではインフレしていく環境では遅いように感じる。ただ魔道具の性質上、魔道具の着地がそのままデスザーク着地というビッグアクション繋がるためその速度面をカバーしているというのが現状の認識

 

「ヴォガイガ」

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 必須:強さ

   4   : 

必須性:メインリソース

強さ :爆発力と小回りの両立

 

個人的に能力の即効性こそがこのカードの本質。単純に肥やせる墓地の枚数が多く、仮にデスザーク着地のために巻き込んだとしても回収効果によって次の動きを確保しているのが優秀。盤面に残すことができれば軽減効果によって速度面を多少カバー、というか挽回できるためロングゲームを見据えつつ高速化していく環境でもある程度適応できるのかと。

後述するダークネスを捲りにいけるのとダークネスから蘇生して強い札であることも追い風だが、どこまでいってもどう速度面をカバーし能力の高さを生かすかという点に注意を払って構築をすべきというのが自分の意見。強力ではあるがただ雑に4枚採用するよりは弱点と武器を理解し細かい調整で工夫した上で採用していきたい。

 

「ヴォーミラ」

 必須:強さ

      : 3

必須性:継続的リソースによる盤面展開と詰め

強さ :機能した際の爆発力

 

 残りさえすれば継続的にリソースを稼げる点が最大の評価ポイント。確実に確実に詰めていく際やお互いにリソースギリギリの試合で重宝されると思われるが、ヴォガイガとは逆で能力の即効性の薄さが課題となる。

4ターン目に召喚してもマナが残っていないため墓地を肥やすだけになってしまう関係上ヴォ―ミラの効果が発揮されるのは5ターン目以降になるが、今の朱雀だと5ターン目はダークネスで2体蘇生の選択肢があり、ヴォ―ミラと違いラビリピトも復活できるため小回り爆発力の両面で優れている。

上記のダークネスの蘇生対象として優秀で両方組み合わせても強く、わざわざ4ターン目に出さなくても墓地にさえ落としておけばダークネスで詰められるため、ダークネスの枚数や他のカードの墓地肥やし性能を加味して調整が可能になったのではないか。

 

 「ラビリピト」

 必須:強さ

      : 4

必須性:詰め、決定打の全ハンデス

強さ :種類の違うハンデスを使える

 

 フィニッシャー、ダークネスとの相性が良く、今までラビリピトを出したターンに全ハンデスを行うには4ターン目にヴォガイガ、5ターン目にラビ+軽減された2コス魔道具という流れが基本戦術だったが、ダークネスラビリピト+魔道具を展開できるためかなりハードルが下がった。

ラビリピトは盤面にいることが大事なシステムクリーチャーではあるが、使い捨てのcip効果も優秀。今まではグリペイジと組み合わせ3、4ターンと連続でハンデスし、相手の動きを制限しながらこちらの動きを通す準備ができるなどの器用な動きも強みであり、似たようなパターンだとダークネスのおかげで全ハンデスを狙わずとも4、5ターン目の連続ハンデスが可能になっている。

最初に記した通りダークネスの蘇生効果で1発を狙うも細かいハンデスで妨害もできるので、ここも構築段階でどういう武器を重視するか工夫のポイントに見える。ただしアドバンスで零龍を採用する場合は細かいハンデスのアドバンテージが全て消え失せてしまうためそもそものデッキタイプ自体が変わる恐れ有り。

 

「パーフェクト・ダークネス」

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 必須:強さ

   1   : 

必須性:魔道具で無いため

強さ :汎用性の高さ

 

メタクリの除去、連続ハンデスによる妨害、終盤の核である4コス魔道具、ラビリピトの同時展開など器用さと爆発力を兼ね備えているのが優秀

ただしダムドや5Cなど他のダークネスを使用するデッキと比べ起動できるターンが遅く、爆発力の代わりにどうやって5ターン目まで繋げるか問われるため、ゲーム後半の強さをダークネスに依存させカバーしつつ、その分低コスの魔道具に枠を割いて序盤に前のめりなゲームを組み立てるなど工夫が必要かと思われる。

 

「デスザーク」

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必須:強さ

      : 

必須性:アグロ対面のフィニッシャー

強さ :盤面の制圧力が高い

 

防御の要、環境がインフレしてもアグロに対し3ターンにクリーチャーをタップインさせるのは未だに破格の制圧力かと。魔道具というデッキタイプは守りにデスザーク、攻めにガリュザークが機能するかで環境で通用するかが決まると考えている。その点で言えばデスザーク自体は速度と制圧力の面で防御の軸として申し分無いと判断。どうやって朱雀まで繋げるか、周りのカードの工夫はそれぞれの項目で考察すべきなので朱雀の考察は控えめで。

 

ガリュザーク」

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 必須:強さ

   5   : 

必須性:コントロール対面のフィニッシャー

強さ :除去耐性、マナへの妨害

 

 攻めの要、ラビガリュの全ハンデスで確実に詰めることに注視されがちだが、除去耐性とマナ縛る能力によりただ殴る性能も高いと個人的には評価している。正直上記の2つの強みは微妙に噛み合っていないように見えていて、マナを縛って盾を詰められるなら全ハンデスする必要がない場面もしばしば発生している(そもそも盾を詰めて手札増やしてもマナが無かったら意味がないため)。どちらもデスザークというデッキタイプの強力な武器に変わりはないため、状況に合わせてどう詰めていくかが問われる。

具体的に今の5Cあたりは全ハンデスすると逆に蘇生系のトリガーによるカウンターが怖いケースなどもあり、墓地に強力なカードが落ちる前にトリガーを踏むため盾を詰めておくなど状況によっては朱雀らしくないプレイングも考えられるため、「デスザークの戦い方はこれ」と決めつけず柔軟な対応を目指したい。特に零龍を採用できるようになったことなど、今のデスザークは構築段階で幅が広がっているはず。

 

採用候補カード

個人的に今の魔道具はかなり役者が揃っていると考えているので、前までのテンプレを打ち破り明確な武器を持ってデッキを構築していきたい。

 

零龍

デスザークは零龍というカードを最もバランス良く使え、環境での優位点にできると思われる。現環境における零龍を採用した構築はオカルトアンダケインやギャスカなど、零龍の比重がかなり高い構築が挙げられるが、それ故にとこしえの超人など強力なメタクリーチャーによって機能停止に追い込まれてしまう側面がある。

逆にデスザークは零龍への依存度が低いのは当たり前として、それにプラスしてダークネスという強力なメタクリーチャーに対する耐性を獲得している。そのため環境のメタに関わらず最も安定して零龍の強さを発揮できるデッキタイプになった可能性があり、上記に挙げたデッキと比べると「零龍を押し付ける強み」は低いが「バランス良く零龍を使える」という差別化されたポジションを手に入れたのではないかと考えている。

せっかく強力なメタクリーチャーのおかげで独特のポジションを手に入れたのだから零龍を採用する際はそれを考慮した構築作りをしたい。4つの儀まで考察するとまとめ切れないため今回は割愛するが実際に構築を作った際に別途考察内容をまとめていきたい。

 

「グリペイジ」

グリギャンと並ぶ3コス魔道具。あちらが自分の動きを通すことに長けている一方グリペイジは相手に干渉し妨害を行うため同じコスト帯でも差別化されている。ただ単体で1枚ハンデスするだけだと運頼りで効果が薄く、墓地肥やしの重要度的にグリギャンのような自分の動きを通せるカードの方が優先度が高いケースが多い。

グリペイジは前後のターンの縦の連携が大事だと考えていて、ラビリピトと組み合わせ3、4ターンとハンデスで繋ぐ動きであったり、2ターン目にドゥリンリから繋ぎ墓地を肥やしを任せながら相手に干渉するなど組み合わせで化けるカードと捉えている。後は相手が2コス初動にハンドを割いたケースなど、魔道具はドゥシーザやドゥポイズなど早い段階で盤面に干渉しリソースを削っていくことも可能なので、相手の出鼻を挫きリソースを消費した隙を見逃さず妨害していけば上手く機能する可能性が高い

 

ただしアドバンス環境で零龍を採用する場合は細かなハンデスの強みは失われるので、いいカードだとは思うが今の環境での出番は控えめで頭の片隅に置いておくのが大事な1枚という印象。

 

「ザンバリー 」

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魔道具に足りていない速度面をカバーできるがかなりピーキーな性能。リスク覚悟でアドバンテージを得るカードで、後手1ターン目や余ったマナを使い魔道具の展開と墓地に確実に魔道具の設置をできる点などでこれまでの魔道具に無かった挙動が可能になる。リソースの消費という大きなリスクが付きまとう関係上このカードを切るタイミングはかなりシビアになってくると思われるが、手札を吐き切るメリットやリソースがかつかつになる分、後半戦で何か強い要素を工夫するとかなり爆発力のある1枚。

 

 

「幽霊ギャン」

GRを採用し全てドゥザイコにしておくことでデスザークの速度に大きく関わるグリギャンの5枚目以降として代用できる。一応殴れるというメリットはあるがブロッカーが無い分その点は一長一短であり、墓地に落ちた際は魔道具でないことがどこまでも響くためグリギャンの下位互換のような扱いになってまう。あくまでグリギャンのかさ増しと割り切れば採用候補に挙がる。

 

「無限皇帝の顕現」

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零龍を採用することでグリギャンの5枚目以降として代用できるカードであり、復活の議を利用することで非公開領域から合計3枚墓地を肥やせる。強みとして単純に2ターン目から疑似的なグリギャンを展開し速度を引き上げられるのと、ただのパワー2000のブロッカーではなくドゥリンリなどの有力な魔道具に墓地3枚肥しを付与するなど、上手く機能した際の爆発力が高い。こちらも魔道具でないのと2コス以下の魔道具が無いと不発になるため採用にリスクを伴うが、グリギャンに無い強みが+αで存在するため差別化された特徴を持つ。

 

ドゥスン

2コス初動のシステムクリーチャー。相手依存で効力が変わってしまうカードではあるが、盤面に置いてあるだけで機能するためドゥシーザと違い先攻で展開して強いカードとなっている。必須性が低いため他に枠を取られがちだが環境によっては雑に置いて機能する性能を評価して2コス初動の数合わせで採用する価値があるかもしれない。

 

グリール

3コスで一度に4枚墓地を増やせるのと、盤面に残ると継続的に墓地肥やしを維持できるため墓地メタに対してもある程度強く、墓地肥やし枠の中でもかなり性能が高い。ただしデスザークというデッキタイプがコントロールデッキであるため、条件として攻撃しなければいけないのが噛み合いが非常に悪く採用が難しい。構築単位で攻撃することにメリットを作ることができれぼ破格の性能のカードとなるが、コントロールデッキのままでは難しいだろう。

 

ドゥベル

今回は長くなるので割愛

 

ジグスガルビ

まだ謎が多いのでこいつも割愛

 

実はもうすでにこうかなって現環境のデスザークの方向性は決まっていますが、テンプレや基礎と言ったものを再認識して具体的にどう強くなったかを意識したいので今回勢いで記事を書きました。 公開するかはわかりませんが、「今回こういう強みや弱点を把握したからじゃあこういう武器を持った構築にしました」という考察記事もまとめていこうかと思います。

 

2021年春アニメ序盤

今期は結構バランス良くてわりと好きなシーズン。前期が豊作過ぎたってのもあって今期微妙とか言われてる印象なんすけど、単純に質の高いVivy、日常枠のスーパーカブ、ネタ枠で気軽に見れる異世界魔王、なんかよくわからんけどミステリアスで面白そうなシャドーハウス、個人的に1クールに1本は欲しい枠をきっちりいいの揃えてるからわざわざ前期と比べる必要は無いかなって感じで、今回も序盤はざっくりとした印象だけ書いていきます。 

 

A:今期トップクラスになってくれるといいなあ
B:結構期待してる
C:悪くない、またはまだわからないので様子見
D:視聴続けるか微妙

  

Aスーパーカブ

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1話が主人公含め登場キャラがあんま喋んなくて空気感が独特だけど、細かい演出と見せ方が良くてしっかり主人公とカブとの出会いを描いていて凄い。

スーパーカブってワードを聞いたことすら無い自分でも徐々に引き込まれていったからまあ表現が素晴らしい。何も無かった主人公がカブにのめり込んでいくのがよく伝わってくるし雰囲気も抜群にいいんで今期Vivyと並んで特に期待してる作品。

 

A「Vivy -Fluorite Eye’s Song-」

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最初歌ったりライブする系のアニメかと思ったらゴリゴリのアクションとストーリー物だった。100年後のAIが人間に反旗を翻す未来を変えるためAIの主人公が奔走する作品で、要人の暗殺やコロニー落下を阻止するだとかSFアクション作品としてとてもとても良くできてる。

作画が抜群にいいのと全体的に丁寧に作られている印象で、序盤だけの印象でも始めは感情の薄いロボット感のある主人公が徐々に感情を持っていくような演技が上手かった。純粋に質の高い作品として期待。

 

A「シャドーハウス」

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キャラがとても可愛いがそれだけでは無さそう。序盤は日常系っぽさがあるけど、どことなくミステリアスでホラーの雰囲気を出すのが上手い。真っ黒で姿が見えない主人と人形の主人公の物語で舞台設定から謎が多く後半で爆発しそう。

 

B異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術Ω」 

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なんというか凄く安心して観れる。キャラの可愛さとえっちさがとても良いので、バカエロ枠として求められるものをきっちり提供してくれる。

あとは1期も2期もこの作品に出てくるジジイキャラが強い上に狡猾的なのが印象的で、意外と話もそんな悪くないってかジジイが強キャラだとなんとなく作品が引き締まって見えるからズルい。

 

B「SSSS.DYNAZENON」

作画が安定してて戦闘シーンもかっこいいし王道なのはいいこと。グリッドマンを超えるかと言われたらあともう一歩なんか欲しいけどこれからって感じ。 

 

B「究極進化したフルダイブRPGが現実よりもクソゲーだったら」

掴みはインパクトがあってOK。ああ、これほんとにクソゲーなんだなって思わせるのが上手くてギャグ枠としていい感じ

 

Bましろのおと

音楽系の作品っていまいちわからんけど演奏シーンは迫力あったしジャンプ系列っぽいから質は期待できるはず。ただやっぱ三味線が主題ってちょっとどうなるか予想がつかない。

 

B「86―エイティシックス―」

ゴリゴリの戦争もので結構シビアな作品。現場で命を張らざるを得ない者たちと、安全な場所から指示を送るだけの主人公の葛藤とすれ違いがしっかり描かれていて先が気になる。設定はいい感じだからこっからどうなるか。

 

C「戦闘員、派遣します。」

ギャグ感は悪くないけがどうしてもこのすばと比べてしまうのと、これっていう特徴的な武器が薄い作品な気がするから主人公が侵略者側の設定がどう活きてくるか次第かも。

 

C「ひげを剃る。そして女子高生を拾う」

そうはならんやろって展開が多いけどまあキャラは可愛らしい。どういう風に話まとめるか次第。

 

C「スライム倒して300年」

スローライフ系の異世界転生作品の中では見やすくていい。ほんと見やすいってのは大事。

 

C「やくならマグカップも」

15分枠として可もなく不可もなく

 

C「幼馴染が絶対に負けないラブコメ

あんま作画の悪さって気にしするタイプじゃないけどこれはやばい。めっちゃ笑ったけどニコニコのコメント無しだときつそう。噂によるとアニメ化めっちゃ早かったらしいし無理なスケジュール組まされたんやろなあと。大筋の展開自体は好き。

2021年冬アニメ感想記事

 今期バケモン多すぎだろどうなってんだ・・・

流石にSランク多かったんで珍しく前半と後半に分けました。

 

いつもの評価基準

A:特に面白く具体的にオススメできるポイントがあるもの
B:2期など続編があれば是非視聴したいもの
C:個人的には悪くない
D:なんとも言い難い
S:他と比較することが意味を成さないもの
EX:例外

 

 

Sウマ娘 プリティーダービーSeason 2」

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<ちょいネタバレあり>
 見た目の可愛らしさに反してゴリゴリの熱血スポ根作品の2期ですね。正直なところ1期はクオリティは高くいい作品だけど自分にぶっ刺さりはしなくて今期もほどほどに楽しめればいいかなって印象でした。しかし今期はもうただただひたすらに熱くそれまでの自分の感性をねじ伏せ評価を覆した凄まじい面白さでした。

それぞれ一人一人が主人公なんだとこれでもかってくらいには伝わりいいシーンがいっぱいあるんですけど、個人的にはライスシャワーとラスト2話のエピソードで引き込まれました。ライスシャワーの誰にも必要とされていないんじゃないかと思い走ること自体に悩んでいたけど、それでも戦うと覚悟を決めて吹っ切れるところがめちゃくちゃかっこいいし好きなんですよね。個人的にキャラクターが覚悟を決めたと伝わってくるシーンに非常に弱いんですよね。マックイーンVSライスシャワーは何度でも言いますがほんとにかっこよかったです。

 同じような観点でラスト2話で溜めに溜めた主人公のトウカイテイオーが静かに覚悟を決めているところも印象的なんですよね。あそこのシーンはマックイーンの表情の作画と演技が凄まじすぎて物語に引きずり込まれるな感覚に陥ったのをよく覚えていて、テイオーとマックイーンの関係をずっと描いていた2期だからこそあのシーンの二人の心情が伝わってきたのが良かったですね。で最終話の盛り上がりですよ。正直な話ウマ娘って競技としてはただ走っているだけだと思うのにあんなにも熱い勝負に、熱い展開になるのかとほんとずっと感情を揺さぶられるような面白さでした。ずっと辛い思いをして乗り越えたと思ったら現実は厳しくて何度も挫折して、そういった背景があったのをずっと見てきたからこそ、ラストスパートのあたりは持てるものを振り絞って戦っているのが伝わってきてなんか普通に見てて涙出てきてしまったんですよね。積み重ねたものを丁寧に描き最後の勝負に全て集約させていたので最後の最後まで最高の作品だったと思います。

 テイオーの苦しい期間の諸々とかツインターボとか語ろうと思ったら色々あるんですけど流石に長いので、物語が一貫して最後に繋げた作品だと思うので全話面白かったです。

  S無職転生

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ひたすら丁寧に作られた王道のファンタジー作品はこんなにも面白いのかと驚かされた作品でした。これの何がやばいって1クール通してほぼプロローグみたいなものだったのにそれでも面白いと感じさたところで、世界観からしっかり練り込まれているのが何よりも大きかったんですよね。この世界の文化であったり価値観であったり、しまいにはアニメのためにわざわざ言語を一つ作るなど設定の作り込みが凄まじく、一つ一つ丁寧に描写しこの世界がどんな世界かっていうのを知れていくだけでどんどん引き込まれていきました。世界観というファンタジー作品の醍醐味を上手く活用していたかなと思います。

この作品のために立ち上げられたアニメスタジオなだけあって作画が常にクオリティが高く、数は少ないですがやっぱり戦闘シーンの迫力が印象に残っていて、特にギレーヌの瞬殺シーンは作画はバケモンだし演出はカッコ良すぎるし凄い作品が出てきたなと思いましたよね。後は最終回あたりの躍動感溢れる戦闘シーンも3人の連携やエリスの成長を上手く表現されていて、もっと話が佳境に入るであろう後半クールを期待させてくれますね。

最初に書いた通りまだまだ始まったばかりで物語がどういう方向に進むのか、目的も定かでは無いところではありますが、ターニングポイントで一気に話が動き始めてからまだまだこれから面白くなるんだろうなと思ったので、話が最高の形で完結したウマ娘にサムネは譲っていますがこの作品はここからなので両方今期最注目アニメでしたし分割2クールの後半が楽しみです。

 

EXワンダーエッグ・プライオリティ」

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独創的なストーリーとそれを盛り上げる演出と作画の良さか光る作品でした。

ざっくり言ってしまえば別世界で少女たちを襲う敵と戦い救っていくってお話なんですけど、この別世界にいる少女っていうのが「現実世界で自殺をしてしまった少女」。敵は「少女が自殺する原因となったトラウマ」がワンダーキラーという実体化したモンスターとなり襲いかかって来るって設定で個人的にはテーマ性があってとても面白いと感じました。トラウマとはいじめであったり体罰であったり、まあ自殺しているだけあって毎回重めの要素を持っていて、キャラクターによってはそのトラウマに立ち向かい克服したり、主人公達がワンダーキラーを倒し少女たちは成仏?していくんですけど、物語のテーマ性が非常に強いことや、尚且つ舞台となる別世界のことやそもそも成仏した少女たちのことなどなど謎が多く、中身が難しいため人を選ぶ内容だったのかなとは思います。

しかしその難しい内容に引き込むために凄まじく作画が良くて全体的に力が入っていました。特にワンダーキラーの戦闘時など躍動感のあるアクショや、派手で独特なんだけどとても綺麗な演出が印象的で、それらを駆使し要所要所を魅せて物語に引き込んでくれたのもあり、テーマ性の強さだとか中身が難しいのを続きが気になる要素として上手く活用し噛み合っていたんじゃないかと思います。

内容自体はS、Aをつけるくらい密度の濃い作品だったんですけど、最終話は最低限の一区切りをつけただけで特別編をいずれ放送し完結するという少々中途半端な形となってしまいました。とても難解で独特な物語であり、序盤の感想でも書いていた通り締めくくり次第で評価が大幅に変わるなあとは思っていましたが、不完全燃焼だからといって低めに評価をつけるには中身が濃すぎた作品であったのも間違いないので珍しくEX評価ってことで。
 

A「例えばラストダンジョン前の村の少年が序盤の街で暮らすような物語」

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これ最初クッソ微妙な作品だと思いましたがギャグに性能を寄せていて、会話のテンポがやたらいいこともあり気づいたら結構楽しんでいた不思議な作品です。

無自覚最強主人公とそれに振り回されるキャラクター達によるバトル+コメディって感じの作品なんですけど、正直主人公がただの舞台装置感が強く、矛盾しているような気がしますが主人公を中心に物語を見ると微妙に感じます。ただ逆に主人公の同期を中心とした周りのキャラクターが振り回され役としては勿論、物語を動かす存在としてもいい味を出していて、一応大筋のストーリー展開もあるんですけどあくまでドタバタコメディとして視点を変えて見るのが大事なのかなと。

ギャグ要素で言えば2話あたりで会話のテンポがめちゃくちゃいいのと、キャラクター同士の掛け合いの中で生まれる勘違いというかアンジャッシュ系のネタを上手く活用していて、コントとして良くできていたのが印象的だったかと思います。会話、ギャグのテンポがいいから適当に見てもいても楽しいですし、サクサク進むので頭からっぽにして気軽に見てOKってのはそれだけで結構貴重だったりしますからね。

個人的系にはホテル回がわりとキャラ同士がシリアスにしているのにアンジャッシュ極めていて、絶対次こうなるだろっていうのがわかっているのに笑わせてくる天丼ギャグが面白かったのと、他だと聖剣のエピソードが途中までのシリアスな展開をぶっ壊してきた勢いが良かったかなと思います。

 同期4人のキャラみんな好きなんですけどリホとフィロあたりが好きでしたね。リホはメイン回の話も良かったですし、貴重な常識人枠なので多分あいつがいないと話が成り立っていなかっただろうなと。フィロはやっぱタッパとケツのでかい女が好きなんでなんか色々良かったです。

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面白いキャラと面白い話が半々くらいの極端に分かれている作品ではありますが気軽に楽しめる枠として結構評価しています。 

 

Aホリミヤ

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 青春群像劇ものとして等身大の恋愛模様をじっくり描いていたのが良かったですね。雰囲気が徹底的に強いタイプの作品。個人的に付き合ったあとその二人がどうなっていくのか見たくなるタイプの人間なんで後半のイチャイチャ具合なんかも微笑ましくて良かったですし、どうなるかわからない恋愛模様は他のキャラクターが補ってくれていて、主人公サイドも好きなんですけどめっちゃいい奴代表である石川君周りのエピソードが一番面白かったかもしれません。絶妙な切なさとほろ苦さが主人公サイドに無い魅力がありました。青春群像劇もののいいところが存分に出ていた作品で、定期的にこういった質の高いラブコメが見たくなりますね。

卒業式で話を締めたのも雰囲気完璧でかなり評価できるんですけど、最終話のEDを見ると1クールで終わらせるために体育祭などの大き目な行事を全部すっ飛ばしていたようだったので、綺麗に纏まってはいますが欲張ったことを言うともう少し細かいエピソードも見たくなる作品だったかもしれませんね。いやまあいいことなんですけど。

 

A「五等分の花嫁」

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 人気ラブコメ作品の二期ですが今期はどこまでいっても二乃と三久の可愛さが飛び抜けていて全部持って行った印象ですね。作画も前より安定していて可愛らしい雰囲気が存分に出ていましたし、内容に関しても二乃が吹っ切れてからのめちゃくちゃ積極的にグイグイ押してきて破壊力が凄まじかったですね。その積極性にもかかわらず周りをしっかり見ていて気づかいを見せる部分があり、根っこの部分の優しさというか気立ての良さが垣間見え、噂に聞いていた人気の理由を理解しました。三久も悩みながら主人公にアタックしようとひたむきに頑張る姿が1期に続いてとても良かったのでほんとこの2人で評価をひたすら上げていったのが凄いですね。キャラの可愛さの強みに特化したわかりやすくいい作品だったと思います。

 

 B「蜘蛛ですが、なにか」

 これ何が凄いって主人公がモンスターに転生してしまい、他のキャラと一切絡むこと無くひたすら洞窟内でモンスター達のサバイバルを描いていたのは驚きました。1クール通して主人公のセリフ全部独り言なのは流石に尖ってる。

 モンスター同士の戦闘なんでがっつりCG使うんですけど結構迫力あって良かったかなと思いますし、主人公が必死に生き抜こうと工夫して戦っていく様子も悪くなかったのですが、他の転生した人間のキャラクター達のシーンがどうしても微妙でノイズに感じてしまったところはありました。2クールの作品なんで後半に向けて伏線を貼っている部分もあるとは思うのですが、なんとなく主人公サイドだけだとガチで人間キャラが出てこないためバランスを取るために尺を使った節があるかなと。人間パートも後半から話が動いてきてこれから面白そうな雰囲気はあるので、もうちょい巻き気味にしても良かったんじゃないかと思いますがそこは誤差と好みの範囲化と思いますし、2クール目からやっと主人公が洞窟の外で活動できるのでここから物語が動くことに期待したいですね。

  

B弱キャラ友崎くん

 人生における弱キャラだった主人公が自己研鑽に励み成長していく物語と言えばいいですかね。この作品のいいところとして最初は主人公が卑屈だったんですけど、人のアドバイスを素直に聞いてひたむきに頑張ってるところが良かったと思います。かなり不器用で拙いところはあるのですが、他の人間と関わることで少しづつ成長していく過程が描けているのかなと。逆に後半からはメインヒロインの方がどこか拗らせている部分があって、これ系の作品って心理描写のある無しで結構印象が変わってしまうため、原作とアニメで面白さに差がでることが多いと思っているんですよね。原作知らんけど。その分みみみと菊池さんなどの他ヒロインがとても可愛らしく良かったかなと思うので、続きがあれば見ていたい作品です。

 

BDr.STONE

 原作に忠実でしっかりと佳境部分が盛り上がっていたかなと思います。わりと文句無しなんですけど元々原作で丸々内容を知っているところだったのであんまり言うことも無い。

 

B「化物事変」
ジャンプ系列なだけあってシンプルに王道感のある物語で良かったです。キャラも立っていたと思いますし、それぞれのキャラに関する事件も良くできていたなと。最終話の戦闘なんかは氷使いの敵に対し、再生能力持ちの主人公が味方の炎の攻撃をまとい自分を燃やしながら格闘戦で対抗するという、それぞれが能力を駆使し上手く組みあわせていたので、個人的に戦い方を工夫する作品はとても好きなんですよね。

この作者さんが昔ジャンプで連載していた作品を覚えていたのもあって少し懐かしい気持ちを味わいつつ楽しめた作品でした。

 

C「バック・アロウ」

ロボットものと能力ものが合体したような作品で、わりと勢い任せな作品でしたが、主人公が爽やかで純粋真っすぐってキャラなのは王道でいいなと思いました。今の展開はバチバチに戦争中で盛り上がり始めたところで、まだ前半クールということもあり話はここからという感じはしますが、目的と舞台設定がしっかりあるので後半どういう風に纏めていくのか期待してます。

 

C転生したらスライムだった件2」

 主人公たちに今までの中で最大級のピンチが訪れ先の気になるシリアス展開が良かったと思います。ただ1期の時からずっとなんですけど、こっから盛り上がってほしいと期待してもそこまで盛り上がり切らずってパターンばっかりなのが気になるんですよね。今期も面白いところに入るまで長いなあと感じ、途中強敵が現れた時はおっ?と思わせる展開もあったのですが、そいつと決着を着けるでもなく最終的には雑魚狩りでおしまいだったんで少々不完全燃焼な気はします。せっかく最後めちゃくちゃ強くなったのにリターンマッチどころかその強さを見せつけることなく終わったので肩透かしな部分がありましたが、それも分割2クールで後半のための調整感はありますし、話自体は動いてきているので流石に次は期待できるのでは無いかと思います。

 

C「俺だけ入れる隠しダンジョン」

自分の知性を下げて見れるアニメは嫌いじゃない。エロとくだらなさだけで意外と見れるもんで、いや別にほんとにエロいかって言われると実は全然そんなレベルでもなくて例えるなら画力の低いToLOVEるみたいな、それ最早価値があるのかって感じはしますが、絶対にそうはならんだろって展開で毎話毎話視聴者につっこませることによって馬鹿馬鹿しくも何故か楽しく見れるんですよね。いやマジで低俗でアホな内容しかなですしニコニコ以外の配信媒体だとキツくて絶対に見ないと断言できる作品ですが、コメント付きと相性が良かったのでこういのは1クールに1本あったらいいなって枠ではあるのかもしれない。

 

Cはたらく細胞BLACK」
本家の方は1期の時になんか肌に合わなそうで見てなっかたんですけど、こっちはブラック要素が多く絶妙にアクが強いというか作品に個性があって面白かったです。ずっと暗いし絶望感が漂っているけど同時にネタ感のある空気で上手くバランスが取れていましたし、ブラックジョーク満載の作品で人体をテーマにしている以上、案外他人事で無かったりちょっと身近に感じることもあったので結構珍しいタイプの面白さだったんじゃないかと思います。

 

 SRe:ゼロから始める異世界生活 Season2」

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<若干ネタバレあり>
リゼロは溜めて溜めてカタルシスを爆発させるのが持ち味なので、今回は解決編となる後半クールだったわけですが、相変わらず終盤の怒涛の展開で凄まじく盛り上げてきたのでやはり爆発力ある作品ですね。とは言っても後編なだけあって終盤だけでなく、序盤のガーフとの決着、中盤のエミリアの過去編、終盤の局地戦、というか各地で激戦が繰り広げられていて、溜めた分を一気に畳みかけてくるのが堪らなく好きなんですよね。

特に印象に残ったところで言えばガーフVSエルザ、ラム&パックVSロズワールの戦いが苛烈でめちゃくちゃ面白く、あれを全部1話でまとめているのほんとに怒涛すぎて凄いですよね。1話から登場しているエルザはやっぱりキャラが立ってて最期のシーンまで魅力的だったってのもありますし、ラムのロズワールへの思いをぶちまけて戦ったところも両方1期の時から積み上げてきたものがあってこそだと思うので、物語が一貫したほんとに良くできた作品だなと思います。いやほんと今期のラムの告白のところの両目見えてるシーン、話としてもいいしめちゃくちゃ可愛いしやばいとしか言いようがないんですよね。その次の話でベアトリスとスバルの回も同じく積み上げたものがあったからこそベアトリスの生い立ちや心情が伝わるという心にくるいい展開で、とても人気の回ではありますが、個人的にはやっぱりガーフエルザとさらに局地戦が繰り広げられている回が一番好きかもしれません。
こういう途中辛めの展開があっても後半で一気に巻き返せるシリアスな物語としてクオリティが非常に高いのでまた続編があって欲しいですね。

 

 S「呪術廻戦」

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<若干ネタバレあり>
 原作でも特に好きな伏黒覚醒回が躍動感満載のめちゃくちゃカッコいい作画で描いてくれたので僕は満足です。やっぱ今までどこかで一歩引いていたキャラが吹っ切れて自分の思うがままに動き出す瞬間ってのはワクワクしますよね。
呪術の場合は領域展開というわかりやすく最高峰の覚醒を魅せる要素があるわけですからそれまでに積み上げた素晴らしい構成で盛り上げてくれたなってのと、ここ以外でも全体的に戦闘シーンの作画に馬鹿みたいに力が入っているので最高だったと思います。ちょっとだけ気になることがあるとしたら伏黒と釘崎は声も演技も合っていていいなと思うんですけど肝心の主人公の声にずっと違和感があるんですよね(細胞ブラックとかははまり役だと思うんですけど)。確かに飄々とした雰囲気にあるキャラではありますが、要所要所重めな作品に対しちょっと声が軽すぎるような気がして点だけ残念ですが本編を読んでいる時の声のイメージなんて皆違ってなんぼですからね。劇場版も決定したみたいなのでこれからも期待できる作品だと思います。

 


Sゆるキャン△SEASON2」 

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恐らく最高クラスに人気のある日常系アニメの2期で、前と変わらず色んなところをキャンプで旅をして美味しいものを食べてゆったりする。何か凄い展開があるわけでも無くひたすら安定していて見ていてほっこりするのがこの作品の持ち味でした。

個人的には今回は主人公ヒロインペアの居ない山中湖のキャンプが珍しい組み合わせで、内容もいつもより行き当たりばったりというかドタバタしていて全体的に新鮮だったのがとても良かったです。ゆるキャンなのにゆるくないキャンプの怖い一面なんかも見れましたからね。大垣、犬山、斎藤の三人だと大垣が展開を動かす役割になるのでほっこり要素とネタ要素を同時に供給できるのは強かったです。2期は全体を通して大垣がいい仕事をしていた気がします。

2018年冬で感想を書いた時と大幅に変わるでもなく人によっては変わり映えしなかったため1期の方がって人もいると思いますが、安定してゆっくりとした空気感を楽しむという趣旨であればこういうスタンスはアリだと思いますし、だからこそ山中湖の珍しい組み合わせは新鮮味があって良かったのかなと。新鮮要素で言えばなでしこの中学の同級生と犬子の妹も可愛らしくアクセントとして良かったです。特に同級生は雰囲気いい味を出していたのに出番が少なかったので続編があればまたちょっと見たい気持ちはありますね。

 

Sのんのんびより のんすとっぷ」 

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いやー完結しちゃいましたね。ギャグ要素と特有のゆったりした雰囲気が強みのトップクラスに人気がある日常系アニメでしたが、いつも通りの安定した日常を提供しつつ最後は綺麗に締めくくってくれたのでほんとにいい作品でした。

最終回は兄貴の卒業、新入生と一緒に登校するシーンがラストに描かれ、一つの終わりとして区切りを付けつつまた新しく日常が続いていくところ見せてくれたのが良かったんですけど、人数が少なすぎて卒業生を送り出す歌を誰がピアノで演奏するのかってところで卒業生の兄貴自身が自分で演奏し始めたのはとても笑いました。ただ帰り道に普段何を考えているかわからないれんちょんから区切りとしての今までのお礼を伝えたシーンも良かったですし、この作品らしくギャグを交えつつとてもいい雰囲気で最後を飾ってくれたのかなと思います。

最終回はしっとりとした面白さなんですが、それ以外は基本ギャグ回なんで印象に残っているエピソードとしては授業参観、メカこまぐるみ、ひか姉全般ですかね。授業参観の先生と夏海が結託して乗り切ろうとするけど夏海がバカすぎてコントみたいになるやつは勢いとテンポで笑わせに来るのが凄かったですね。今期一番笑ったかもしれません。ひか姉と夏海コンビあたりは勢いで笑わせにくるのと、ひか姉のツッコミがキレッキレすぎてとても好きなんですよね。悪ふざけが極まっていてとてもいい。トーテムポール回の時の年下と遊んであげたあたりはノリの良さと面倒見の良さが両方垣間見れて良かったです。メカこまぐるみ回に関しては時々ある狂気じみた話だったんですけど、基本雰囲気を作るのが上手い作品なので、のんのんびよりらしからぬ物々しいBGMを巧みに利用し、雰囲気だけでも笑わせてくるっていう勢いだけでない幅広い面白さを見せてくれたんじゃないかなと思います。

 田舎特有のゆったりした空気を表現した日常感に、今期は新キャラも凄く可愛らしく良かったですし、今まで散々書いてきましたが特にギャグ要素がキレていたので、日常系アニメに求められる要素を全て高水準で楽しませてくれた名作と呼ぶにふさわしいアニメだったと思います。

 

 

OPとEDの曲に触れておくとリゼロのOPがめちゃくちゃかっこいいのに尺の都合で流れる機会が少なかったのがちょっと残念ですね。他だとラスダン前のEDがイントロとか曲の序盤が、ここから冒険が始まる感があって好きなんですよね。(伝われ)

 

今期はウマ娘無職転生、完結したのんびあたりが特に印象に残りましたね。ほんと豊作で楽しませてもらったシーズンでした。

 

2021年冬アニメ序盤

 今期は今までアニメ見てきた中で初めて20本とかバカみたいな本数視聴してるんでサクサクざっくりいきます。

 

A:今期トップクラスになってくれるといいなあ
B:結構期待してる
C:悪くない、またはまだわからないので様子見
D:視聴続けるか微妙

  

A無職転生

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たしかなろうの原点とか言われているだけあって純粋な王道ファンタジーとして面白く、話の展開が凄く丁寧に描かれていて好感触。作画にもめちゃくちゃ力が入ってて今期の大本命かなと

 

Aワンダーエッグ・ブライオリティ」

話が独特でテーマ性も強いんで恐らく最後の締めで大分評価が変わるタイプ。取り敢えず現状の作画と演出は間違いなく素晴らしくてかなり期待してる作品。

 

B「バックアロウ」

ロボ物そんな好きじゃないんですけど能力バトル感もあって結構面白い。舞台設定とかこれからの展開が読めなくてなんか期待してしまう。
 

Bホリミヤ

絶妙な距離感で描かれる等身大の青春群像劇って感じでわりと好きな作品。ほんと普通の王道な恋愛物語なんで安定して良い。

 

B「怪物事変」

ジャンプ系列の作品だけあって、怪異系の作品だけど展開は王道の安心感があってとてもいい。バトル要素がどこまで入ってくるかわからないけど、基本的な流れは奇妙な事件が発生して能力を駆使し事件を解決していく感じなんですかね。

 

B「たとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の街で暮らすような物語」

1話クッソ微妙ながら2話目からはアンジャッシュのようなギャグとやたらトントン進むテンポの良さで一気に評価が上がった作品。なんか個人的にあのテンポ感が凄く気に入って普通にギャグも面白くなってきたんで、他の人に比べてこの作品の評価がかなり高くなっている気がする。わからんけど。

 

B弱キャラ友崎くん

啓蒙アニメ感凄いけど女の子キャラ大体可愛いく安定してるから嫌いじゃない。主人公のキャラが1話が後ろ向きすぎてアレだったけど、2話から自分を変えようとひたむきに頑張ってて好感が持てるようになったんで最初だけ見て切るのは早い作品なのかなと。ただメインヒロインの子がなんか、こう、凄い高い壺売ってきそうで怖い。

 

C「蜘蛛ですが、何か?」

全然わからん。声優さんがめっちゃ頑張ってるのは伝わる。主人公が蜘蛛ってのもそうだけど今のところ一切他のキャラクターと絡む気配が無いからどういう展開になるのか読めないんで様子見と言ったところ。

 

Cはたらく細胞BLACK」

本家見てないけどこっちは攻めまくっててちょっと興味ある

 

 C「俺だけが入れる隠しダンジョン」

コッテコテの展開でエロ頼りだけどキスシーンに力が入ってて良き。細かくポイントをやりくりして工夫するのはそこそこ好き。

 

D「裏世界ピクニック」

正直よくわからん

 

D「回復術士のやり直し」

色々パクってて大丈夫か???

 

Aゆるキャン△SEASON2」

今回も抜群に雰囲気が良くて日常系の頂点に位置するだけはあるなと。

 

Aのんのんびより ノンストップ」 

超久々のアニメで3期でも独特の空気感とギャグ方面のキレている素晴らしい日常系。

 

ARe:ゼロから始める異世界生活 2期」

1クール空いたのがもやっとしますが、1期の白鯨戦のように苦しい展開を溜め込んだ分ここからのカタルシスが期待できると思ってるんで、2期2クール目は序盤から飛ばしてていい感じ。

 

Aウマ娘 プリティーダービー Season 2」

3年くらい前に放送されたアニメで今回は同じチームの別キャラに主人公が変わった様子。こんな序盤でも展開の熱さを見せつけてくれたんで今回も評価高め。

 

BDr.STONE

これも2期でやっぱ最近のジャンプアニメは安定してていい。

 

B「5等分の花嫁」

作画が前より安定してていいと思う。キャラの可愛いさと魅力特化の作品だから今の雰囲気の方が合っているかなと。

 

C「転スラ2期」

個人的に1期がそんな面白くなくて、こう、最初のOPに描かれているような敵との激戦が無かったのがちょっと自分の期待していた方向性とズレてたなと。のほほんとしたスローライフが悪い訳じゃないんだけど、個人的にはストーリーのバランスが合わなかったところがあった作品でしたが、今期はOPでバチバチにやり合ってた奴が登場するらしくがっつり戦ってくれそうだからバランス良くやってくれたらといいなと。

2020年秋アニメ感想記事

今期はやたら百合物が多かった気がする 

 

いつもの評価基準

A:特に面白く具体的にオススメできるポイントがあるもの
B:2期など続編があれば是非視聴したいもの
C:個人的には悪くない
D:なんとも言い難い
S:他と比較することが意味を成さないもの
EX:例外

 

A「魔女の旅々」 

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魔女である主人公が様々な国を訪れ旅をする一話完結型の作品。

常に作画が綺麗でクオリティの高さが印象的ですが、色んな国を旅をしているだけあって、ドタバタコメディのような話から重めの後味の悪いエピソードもちらほら存在する幅の大きい作品でした。個人的には明るめの話の方が好きで、主人公のイレイナと出番の多いサブキャラのサヤのキャラクターが良いおかげでコメディ色の強いエピソードが良かったと思います。特に印象に残っているのは嘘がつけない国でサヤと共闘するドタバタ回と、イレイナの髪が切られる回ですね。中々純度の高い変態が出てきてめっちゃ笑いました。

重めな話は賛否があったと思いますが、それも含めて色んなことが起きるのが旅なのかなと思いますし、シリアスな国があるからドタバタコメディ系のエピソードが映える部分はあると感じているので、まだまだたくさんの国のお話が見たいと思わせてくれる良い作品でした。

 

A「体操ザムライ」

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 引退を迫られた元銀メダリストの体操選手がもう一度立ち上がる王道のスポーツ物の作品で、とにかくストーリーのまとまりが良く綺麗に完結させた質の高いアニメでした。

主人公に限らず登場キャラが目指すべき道を見定めて再起していくなどそれぞれのドラマ性が良かったなと思いますし、特に8話のキティチャン来日回は最初このキャラなんのために出てきたんだろうなと思っていたのが、主人公以外のメインキャラ二人にもう一度バレエに向き合うきっかけや夢を見定めて追いかけるきっかけを与えた重要な役割を果たしていたのが印象的ですね。

肝心の主人公の体操描写は最終回まで溜めに溜めて一気に爆発させて躍動感のある鉄棒の演技シーンを魅せてくれたので、一番盛り上がるポイントにしっかり作画のリソースを割いていたのがとても良かったです。

今期は日常枠が強かったので物語にしっかりとした芯のある作品が一つあると全然違うなと思うので1クールに一つはこういった純粋に王道のアニメが見たくなりますね。

 

Aラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会

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個人的には今までのラブライブの中で一番面白かったなと思います。というのも今回の物語はグループでの活動ではなくメンバーそれぞれがソロアイドルとして活動しており、一人一人にしっかりとスポットライトを当てて掘り下げられていたのが良かったです。グループではあるんですけど、一人一人スクールアイドルに対する信念や目標が違っていて、話の中で自分の目指すべきアイドル象を見つけていき、各話の締めのライブシーンで各々の理想とするアイドルを表現されていたのがとても伝わりやすく面白かったです。ここに関しては構成面の工夫と力の入れ具合が凄かったですね。先ほども書いた通り、個々の掘り下げ→ライブシーンにて表現。の流れがとても高評価で、ライブシーンを毎話9人分作っていたのが見せ方の拘りを感じさせてくれました。

印象に残っているキャラはかすみん、ライブシーンは宮下愛で、あの勢いのある元気爆発みたいなライブが凄く好きですね。
 

A「いわかける」

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今期のダークホース枠でかなり評価が上がった作品。

スポーツクライミングというマイナー寄りな題材のスポ根作品で、ぶっちゃけ最初の方は絵柄も古くライバル校のキャラ達も色物ばっかでどうなのかなと思っていましたが、その他校のライバルキャラがやたらいっぱい出てくる5話あたりの大会から一気に評価が上がりました。実際に大会が始まりライバル達の出番が来ると色物と言った通りそのキャラの濃さでいい意味でネタ要素強めの作品となり笑わせてくれのと同時に、本筋のスポーツ物としても展開が熱く、主人公が自分の特徴をフルに発揮し始めたあたりはスポ根作品の醍醐味が詰まっていたと思います。

自分はスポーツクライミングについてこの作品で初めて知りましたが、意外と種目やレギュレーションが色々あり、マイナーな題材ならではのどうやってその題材をわかりやすくするかの課題はあったと思います。今思えば色物キャラ達は良くわからない競技でも飽きさせず徐々にどういった競技なのか理解させる効果があったのかなと思いますし、他には途中まで種目を一つに絞っていて終盤からスピード重視の競技にもスポットを当てるなど複雑にならないような工夫がされていたのかなと感じました。興味の無かった題材が気づいたら理解が深まっているのはとてもいい作品の特徴だと思います。

原作のストックが無い影響で最後だけは駆け足で無理やり締めくくった感は否めませんが、王道のスポ根作品としてもネタ要素のある面白作品としても楽しめたいいアニメでした。

 

Aダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅢ」

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※若干ネタバレあり

人気シリーズの三期ですが個人的には1期2期そんなに嵌らなかった作品という評価の中で今期は抜群に面白かったです。

展開の熱さもそうですが、3期の後半は今まで味方寄りだったロキファミリアとの衝突も描かれており、直接対決とまでは言えませんが、今までの積み上げで強いことがしっかり認識されている分、対立構造になった時の盛り上がりが凄まじかったと思います。

最終話の戦闘シーンの作画の迫力は印象に残っていて今回のエピソードの力の入り具合が伺えました。

 

 

A「おちこぼれフルーツタルト」

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 汚いきらら枠としか形容できないのですが実際とても面白くて困る枠でした。

登場キャラが女の子ばかりの百合要素強めの作品のはずなのに、愛という言葉よりも性欲という言葉の方がこの作品をよく表しているような気がして、登場キャラに変態があまりにも多く、それゆえの突き抜けたキャラクター性を生かしたドタバタコメディ感がこの作品の武器だったと思います。ただこのアニメの凄いところは、突き抜けた変態達のコメディだけでなくアイドル物としてのライブシーンがしっかりと丁寧に描かれていたのも特徴的でした。止め絵を要素要素で挟みつつ、その分をしっかり見せ場の作画に力を入れ、ライブシーンが生き生きと動いていたので見せ方が非常に上手いという印象でした。普段のギャップというかあまりにも落差が凄いのがずるいですね。

日常枠として変わり種ではありますが、こういうのもありなんだなと驚かされた作品だったと思います。

 

B無能なナナ

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 内容喋ったら全部ネタバレなんであんま詳しいことは書きませんが、メインのストーリーに捻りがあってとても面白い題材だなと思いました。

ちょっと途中のギミックなど怪しいところもありましたが、次の展開がずっと気になり引き込まれていたなとは思いますし、最終話の後がどうなってしまうのかまだまだ見てみたい作品だったので続編を期待したいです。原作の都合上どうしても中途半端になってしまうのは仕方ないですし、無理やりアニオリで締めくくるよりも今回のラストは意外で良かったと思います。

 

B魔王城でおやすみ

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 囚われの身のお姫様が安眠のために魔王城を探索するドタバタコメディで、最初はすぐにネタ切れすると思っていたのですが、最後まで一切失速しない素晴らしい地力を持った作品でした。

魔王城に囚われているといっても魔王側が基本いいやつばっかりで温かい世界だったのが良かったのと、その分姫様がやりたい放題のキャラクターをしていてコメディ作品として絶妙なバランスでした。序盤にネタ切れするどころか個人的には後半の方が思わず笑ったシーンが多かったように思いますし、人間界に何人かで繰り出す話と勇者の話あたりが特に面白かったですね。姫のキャラがあまりにも尖っていて勢いで笑わせてくれて楽しめるのが最大の武器だったのかなって感じですね。

 

B魔法科高校の劣等生 来訪者編」

 今回も前作に引き続きこの作品らしい、いい意味で俺つえー系を貫いていたと思いますが、今回登場したリーナの絶妙なポンコツ感がそれをより引き立たせつつ程よいネタ要素を提供してくれていたのが良かったです。

ただこの作品で一点だけ前から気になっていることがあって、BGMの使い方が変なんですよね。今回の事件が解決し、シーンが切り替わったあとレゲエみたなBGMが流れてきて「さっきまでシリアスだったのに急に雰囲気ぶち壊すようなようなBGMに変えてきたなあなんのシーンだろ」とか思っていたら「卒業式」とでっかい看板が出てきて、いや卒業式のしめやかな空気になんでレゲエぶっこんでくるのかほんとにわからなくて、独特の感性というか雰囲気の作品になっているのがちょっと疑問が残りますね。

 

B安達としまむら

 百合ものの恋愛作品。メイン二人のキャラの絶妙な距離感とか良かったんですけどちょっと途中から安達のガチ感が凄まじかったですね。しまむらのサバサバした感じは結構好きなんですけど。

この作品感想が難しくてどうしても「やがて君になる」が頭にチラついてあちらと比べるとあと一歩引き込まれるものが足りてないように感じてしまうんですよね。まわりの友達もキャラが良かったので雰囲気いいですしこちらも十分に面白かったのは間違いないです。

 

C「神様になった日」 

結末は嫌いじゃないんですけどいかんせん尺のバランスが悪かったので最後の方主人公の動きがおかしくなってたように感じたのが残念でした。中盤までワクワクして楽しみにしていたのでそこそこの評価で、伊座並さんのエピソードは良かったです。

 

C「戦翼のシグルドリーヴァ」

ストーリーはそんなですけどキャラが抜群に可愛くて戦闘シーンも良かったと思います。特にアズズの振り回される感じのキャラが好きでしたね。非常に可愛らしい。

 

C「くまクマ熊ベアー」

 ひたすら可愛らしくほんわかした作品だったのですが、俺つえー要素はあんまり噛み合ってなかったようにも感じたので、「痛いのは嫌なので防御に極振りします」の見せ方って凄かったんだなと実感しました。とは言えこっちはこっちでゆるく見れるのは評価が高かったのでわりと楽しめました。

 

C「君と僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦」
古き良きラノベアニメといったところで、ヒロインが敵国の王女で大筋のストーリーはちょっと捻ってありましたが、敵側のはずなのにヒロインクッソちょろくて中身はわりとコテコテだった感じはしますね。作画は安定していますし、主人公が見せる時は見せてくれたおかげで割とかっこよかったので、このコテコテのラノベアニメ感が結構好きだったりしますね。あと女の子キャラの乳がやたらでかい。

 

D「100万の命の上に俺は立っている」

 主人公とかあれなキャラが多かったけど、途中で出てきたカハベルさんのキャラが良かったからわりと嫌いじゃない。

 

D「神達に拾われた男」

話の起伏が薄い作品でしたがなろう作品で戦闘一切無しでスローライフを描き切っていたのは良かったです。

 

S「呪術廻戦」

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 元々原作が好きでストーリーは全部頭に入っているのですがアニメの戦闘シーンの作画にとにかく力が入っていて良かったです。無量空処のシーンだけはちょっと綺麗すぎた節があってここは原作の方が好きだったのもあって上に画像を貼っておきます。

1クール目の節目として吉野順平のエピソードは演出面も素晴らしく文句無しで、見せ場の領域展開、自閉円頓裹の演出は真人の不気味さの表現が最高だったので2クール目も楽しみにしています。

 

Sご注文はうさぎですか?BLOOM」

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 可愛さに重点を置いた日常系アニメの頂点だなと改めて実感しました。

今期に関してはストーリー性も非常に良く、ただゆったり見ていても癒されるのに話まで面白くバケモンだなとしか言いようが無かったです。中学生組の3人が進学について真剣に向き合うところで、それぞれが考えを持って自分たちの道を選んでいったのが良かったのと、特に印象的な話だとココアと千夜の高校の学園祭のエピソードであの二人が普段学校でどんな生活をしているのか垣間見えたのが個人的には嬉しかったです。リゼシャロのお嬢様学校に潜入する直前の同級生とのやりとりや、学園祭での雰囲気がとても好きで、それを見たチノが影響受けて自分の道を決めたのも良かったですね。

チマメ隊が卒業アルバムのために各々でちょっと背伸びする回はそれぞれの道を進みながらもほっこりするエピソードで、やはり今期はチマメ隊が今までにないくらい輝いていたと思います。流石に個々のキャラのエピソードにまでは触れるとキリがありませんが、今回のごちうさは日常系でありながらキャラクターに変化が見られるストーリー面の良さがありながら、同時にスポットの当たったキャラクターの可愛らしさも全力で引き出してくれる素晴らしい作品だったと思います。