8/6CSレポート 開幕0-3赤単

どうも全国最強の赤単速攻の使い手ルウです。
今回はCSで開幕0-3になった赤単を振り返ります。

 

1戦目 龍軸刃鬼 後手✖️

 

初手1コス5枚。ブレイズクロー、ソニック2枚含むため後3キルは可能。

相手先2メンデ1ヒット。先3は5マナが無いため次にビッグアクションは無いと判断。

後2のトップガガガのためプラン変更。初動ブレイズが若干難しいことに。

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↑この盤面から少し迷う

111ガガガで面を展開した返しに3コスになったオフコースで盤面壊滅。

さらに次ターンカツキングプチョでゲーム終了。

 

ちなみに後2ブレイズの1点でオフコースを踏んだらしいです。

 

今回鍵になったのはブレイズクローのリスクリターンと対オフコースへの対処。

 

前提として刃鬼の情報は少なく中盤はカツキングの革命チェンジ、ガイアッシュで誤魔化すイメージで、マナからイザナギが見えたため、メンデル以外の低コス呪文、英雄タイムあたりを考慮すべきと判断。

 

完全なプレミではありませんが

自分に見えていた択が

オフコースを割り切り過剰打点に寄せる。

オフコースが撃てないようにブレイズクローとガガガのみでジャスキルを狙う

オフコースを割り切るか撃たせないかの2択に囚われて見失っていたのが

③初動ブレイズに加え先2でもう1体だけ展開。オフコースは撃たれるがソニックがあるのを活かし、後4のソニックガガガで詰める中間択。

 

一つ一つ精査すると

①割り切り過剰打点

今回取った1コス3体とガガガで突っ込もうとしたプランで、刃鬼はブロッカーのイザナギや英雄タイムによる過剰打点を阻止できるのと、1面だけ止める受けが多い印象だったため、ブレイズの2点目GSさえ無ければ3トリ要求にできるリターンの大きさを評価しました。

そもそもオフコースは先攻且つ2ターン目のブーストとセットで引かないと間に合わないため、ある程度は割り切ってリターンを確保しに行ってもいいという考えでした。

しかし今回はブレイズが1点入れてるので、相手の公開領域を広げるデメリットと過剰打点のメリットが同時に発生していることを計算に入れる必要はありました。

公開領域のリスクは1枚だけなのでそこまでですが、ブレイズ1点のリターンはガガガ+1体でジャスキルに届くことなので、これをどう活かす手段があったかが②③になります。

 

②ブレイズ1点と後3のガガガのみでジャスキルプラン

初動ブレイズ、2ターン目何もせずブレイズ1点でオフコースを使えないコストに抑える。3ターン目ガガガで後続のソニックをキープしながらのジャスキル。

最悪踏んでも盾1枚か0まで追い詰める可能性が高く、オフコースをケアしながら後続のソニックで勝てるのがメリットですが、カツキングからダンテorプチョでかなり厳しい状況になるため、ジャスキルは少々リスクが高め。

さらにイザナギ、英雄タイムでも普通に打点が足りなくなるため、

ぶっちゃけ②はドヤ顔でオフコースをケアしたつもりで他のリスクを疎かにする上手ぶりたい人のプレイング臭がします

殴る要素のあるデッキを使う人にありがちなんですが、トリガーをケアする自分のプレイングに酔って別のリスクをめっちゃ背負ってるのに気づかない人っていっぱいいるんですよね。赤単のウサブレラとかもちょっとその匂いがします。

まあブレラの話はまた別の機会にするとして、最も痛い一手を潰すことに意識が集中し、細かい裏目パターンを見落とすのは気をつけたいところです。

 

オフコースを撃たせないではなく撃たれてもいい被害を最小限に抑えるプラン

今回のケースで相手視点、先3オフコースを撃つということは次ターンのカツキングの的を倒してしまうこと、マナ加速していない分ガイアッシュまでは届かないということでもあります。

こちらは初手ブレイズで1点入れた分、ガガガとSA1体でリーサルが組めるため、オフコースを撃たれた返しの後3はマナチャージのみでOK。すると相手の先4はカツキングが機能せず打点に影響するのはイザナギのみ、オフコースを撃たれた上でも最低限のリーサルを狙えます。

逆にオフコースが無かった時のリターンを考えると、後3で普通にガガガで走った場合最初の1点のGSのみ危険、そこを乗り越えるとラス盾3枚の中に2枚要求のためそこそこの火力は確保できます。勿論オフコースの代わりにイザナギ、英雄タイムで打点を削られた場合でも最低限ジャスキルを残せるため、①の割り切り111ガガガよりリターンは少なくなりますが、オフコースを撃たれても壊滅しない中間択としては十分なリターンです。

 

まとめると、刃鬼の構築は細かい配分が読めず、メンデルでイザナギが落ちたことから相手の構築を予想しているだけなので、①と③の択のどちらを選んでもプレミでは無かったと思います。ただ択とリスクリターンがいくつ見えているかは凄く大事であり、今回のようにブレイズの1点のリターンを活かすなら、次に同じ場面が来た場合③を選ぶ可能性が高いです。

ちなみに普通にメンデルが成功した場合は①の割り切りで最大火力を狙うのが定石だったと思います。

メンデルを撃たれないでもなく、中途半端にブーストしたことから難しくなりましたね。

 

他のカードが絡んだ場合

ギャラクシーブランドとクミタテチュリスあたりは今回のケースでも有用なのを評価します。

③のオフコースを撃たれた後、次ターンはイザナギのみ有効で無ければジャスキルと書きましたが、ガガガとソニックでリーサルを狙うところのソニックがギャラクシーだとそのイザナギをケアしながら+1打点になるため、③はソニックだから成立するプランではなくもっと上位の選択肢になることもあります。

これはギャラクシーがメインの「先に圧を掛ける3キル」プランだけでなく「溜めの4キル」の動きも強いが所以ですね。

 

初動ブレイズは①はリスクもリターンもあり難しかったのですが、②③ルートではリターンが大きく、ブレイズと互換があるクミタテの評価もUPします。

クミタテだと殴るかどうか選べる点が①のルートと相性が良く、③は先述した通りギャラクシーがあるとよりバリューが上がるので、手札入れ替えがさらに機能します。

③ルートだと2体しか展開できませんが、後2で殴らないソニックを敢えて出してシビルカウントを達成し、クミタテが殴った後ソニックを手札に戻せばブレイズよりただ手札入れ替えのメリットが付いてくる結果になるので、今回の試合内容であれば①③どちらのルートでもクミタテが1枚上手です。まあブレイズも1点入れてくれるだけでかなり仕事してくれていますが。

 

 

評価UP
ブレイズ:結果的にオフコースを手札に与えましたが、1点を活かした別のルートに切り替えなかった私の責任であり、総合的に見て相手の守りを貫通するために有用だったと判断し評価UP。

 

ガガガオフコースを考慮したものも含み過剰打点のプランを複数提示した。

ギャラクシーオフコースを考慮するプランでイザナギに左右されず打点を伸ばせる点が優秀。

 

クミタテ:ブレイズと同じで1点を活かすルートが多く、さらに殴るか選べる点からブレイズより多くの選択肢に貢献できると判断した。

 

2戦目 青魔導具 先手✖️

鎧ドライブ絡めた先3ガガガの手札

初動チッタ、相手ゾメン空打ちスタート。

先2鎧ドライブチッタで2点、相手後手2でバレッドゥ。

先3ガガガ、ラス盾2枚はトリガー+ラガンでも貫通できるよう3枚目まで詰めたが、そこでエアヴォを踏みラガン着地からガガガ強制攻撃で相打ち。

相手後3ラガンが破壊されたため墓地に魔導具を追加しゼニスザーク着地。こちら盤面と手札壊滅で相手の盾1枚。

相手ガシャゴンを立てて守りに入ったターンのみトップギャラクシーで勝てる可能性があったが流石に厳しくそのまま敗北。

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↑画像が少し迷った場面で、動き的にほぼガルラガンがある可能性は高い。ガガガの強制攻撃が悪さをする場面で相打ちになると負け直結だが、ガガガから行くと盾3枚のうちどこで踏んでもダイレクトが通らなくなり、逆に1点だけ割り切ればラス盾2枚の中にエアヴォからラガンでも貫通するため、リスク覚悟で鎧ドライブ1点行った結果失敗。
2ターン目の場面、もし最初の2点で踏んで相手の後2でラガンを立てられる場合は溜めればいい話だなと考えていて、踏まなかった分怖いのはあと1点だけなら行っていいか?とちょっと欲張った可能性はあります。まあちゃんとリターンのある行動をしたので結果論の部分はありますが。

 

「先に鎧ドライブ1点」「ラガン相打ち警戒ガガガから」「そもそも3ターン目走らない」全部ほっそいリスクがありますが、この時の私ギャラクシーだったらなあといういらん比較が頭にチラついていたのがあんまり良くなかった気がします。ギャラクシーならラガン出た瞬間ストップできるのと、クリーチャーの消費が無いため次ターンでも打点を残せるメリットがありますが、逆にガガガ引いたんだったら一撃で貫通するしかないだろ、っていう思考に囚われた感じはあります。

今だったらゼニスザーク割り切って3キルを狙わず4キルを選ぶ気がします。ほんとは最初の2点でトリガーを踏んでラガンを立ててくれれば、ゼニスザークを展開するための魔導具を消費するのでリスクが無くなるんですが、それ無くてもあと1ターン待っても良かったです。ボックドゥも考えると早めに盾詰めとくのも全然アリなんで、細かい要素加味して都度判断になると思います。

 

余談ですが青魔導具もやっぱ魔導具なんで、対デスザークもそうですが新世界を貼らない方が強いシチュエーションもあるのが警戒しないといけませんね。

 

評価UP

チッタ、鎧ドライブ:2ターン目から盾を刻み、トリガーが有効な盾を狭めながら詰めの選択肢を増やした。

 

 

3戦目 クローシスサガ 後手✖️

初手ブランド系0、小型を並べて刻んで4キルを目指すもオフコースで壊滅しそのまま敗北

 

邪王門+オフコース+フィニッシャー無し

どれか一つでも欠ければ勝負になるところまで持っていきたかったのですが、今回は流石に勝負にすらなりませんでした。

 

評価変動無し

 

 

4戦目 クローシスサガ 後手⚪︎

 

初動チッタ、後2鎧ドライブで2点。

相手ルーター引けず、後3罰怒の+2でダイレクト。邪王門も無く貫通。

 

相手が必要なカードを引かず勝負になっていませんでしたが、今まで3キルに付加価値が殆どない罰怒が鎧ドライブのおかげでジャスキルから+2打点で詰められているため、ガガガを引かなかった時のプランがより強化されているのが大きい。

超CSの記事に書いた通り邪王門は速度と火力のバランスで突破する気なので、邪王門の枚数の期待値が上がる前に詰め、一発でサガを捲られるのは割り切りでいいとして、ぺディアなどの2面止めるカードぐらいなら貫通する火力を出しているのは評価したいです。

 

評価UP

鎧ドライブ:自身のSAのみならずチッタ等の1コスを殴れるようにして貫通打点の増加に貢献した。

 

罰怒:今までの後手3キルは初動ブレイズクローのみ+1打点でそれ以外はジャスキルであったのが、鎧ドライブとの組み合わせで+2+1パターンが増え、後手に求められる一発で決める火力を確保しやすくなった。

 

5戦目 ネバーループ 後手⚪︎

相手マナに何故離れとサイバーチューン、デッキが不明。

自分初動ブンブン、後2でカンゴクと鎧ドライブの択。

最初サイバーチューンを踏むことを警戒したが、冷静に考えて手札を整える価値が高いデッキと判断できるため、3ターン目にルーターを撃たれる前に鎧ドライブで刻むべきと判断。

1点でネバー、ディール展開ででこちらの1コスバウンス。

相手先3でルーター。自分後3ガガガ、1体バウンスされたが1点刻んであるためジャスキルでそのまま貫通。

 

ネバー相手に貫通したんで運がいいのは間違い無いですが、ネバーを踏んだ上で勝ったのはちゃんと強みが出ていて良かったです。

鎧ドライブ1点の場面はネバー以外だと、護天はハンドに他のトリガー+トリガーから繋がるカード要求のため、仕込まれた盾をブンブンでとっとと割りに行って要求値を押し付けたいです。AQネットワークも踏んだ時の出力にブレがありますが、最低でも殴り返しができるためこいつが一番厄介。

結局早めに殴るのが吉で、これが例えばブレイズ1点だけだと、護天で仕込まれた盾を残して3ターン目にルーターを使われることになるので、早く刻む+複数打点が重要で、直接踏んでもAQでも使える護天を極力回答にできないよう、すぐに仕込んだ盾を割って立ち回りたいですね。

 

評価UP

鎧ドライブ:後手であってもルーターを使われる前に盾を詰め、トリガーの回答を狭めた。

 

6戦目 ドラサイ5C 後手⚪︎

 

相手ブレスラ、ボルカの順でマナ置き、先3デドダムで墓地にReソウル。

自分初動ブレイズから111ガガガの構え。

後3ガガガで発射。2点目ドラサイからザーディ着地もシャラップ唱えるのみ。残りの盾貫通で勝ち。

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ドラサイを踏んだ直後の場面、ここで1点通れば最終+1でGSかボルカなら2枚要求になり、111ガガガの火力で優位に進めることができた。

ただ本来はドラサイを踏むのは限界赤の火力でもそれなりにきついのですが、冷静に考えると・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とかいう雑魚が公開領域広げて回答を増やしますよーみたいなツラしてるけどこいつの色介護のために本来キープしたいカード全部マナに置かざる得なくてめっちゃ足引っ張ってね?

 

いや勿論ブレスラが回答になったり、ザーディがないとそもそも駄目なことから探しに行けることも優秀なのは間違いありませんが、額面通りの過信できる強いカードでは無いのではないかと感じました。

 

評価UP

ブレイズ、クミタテ:111ガガガの動きに貢献し、さらに2ターン目に1点入れドラサイを踏んで尚過剰打点を確保した。

 

評価DOWN

デドダム:ドラサイザーディだけでは111ガガガを止めるのが難しく、+でボルカorブレスラが欲しいところをマナに消し飛ばした。