2022年夏アニメ感想記事

今期も見る本数多くてスプラが発売されてからは大変でしたね。

その分面白い作品がいっぱいあったってことなんで全然いいんですが、途中から感想が雑かもしれないです。

 

いつもの評価基準

A:特に面白く具体的にオススメできるポイントがあるもの
B:2期があれば観る
C:個人的には悪くない
D:微妙
S:比較が難しいレベル

 

 

Sサマータイムレンダ」

離島を舞台にしたサスペンス作品の完結編。

2クール目はサスペンス的な要素抑え目でしたが、1クール目で下準備もほぼ終わり、後はジャンプ系列らしく開幕から影との決戦で、盛り上がる展開をひたすら畳み掛けてきて凄まじかったです。

それまでも作画は安定して良かったのですが、戦闘パートが多くなりそのほとんどが躍動感溢れる力の入ったアクションシーンばかりで、シナリオだけでも面白かったのが作画でも魅せてくれる、これでもかってくらい盛り上がることに突出させた作品だったなという印象です。

特に終盤の追い詰めらる展開の絶望感と、そこから主人公の逆転の策略が完璧で、タイムリープを活かした策略の発想が面白く、よくこんなの思いつくなと感心させられました。

2クールで毎週次の展開が気になる終わり方で引き込んでくれましたし、エピローグにがっつり尺を取ってほんと凄く綺麗に纏められていたので、完成度という点においては歴代のアニメでも屈指のクオリティだったと思います。

 

Sリコリス・リコイル」

キャラクターがとてもいい作品で、主役2人の物語としてもガンアクションとしても、細けえことはいいからひたすら面白さでぶん殴ってやるって感じのスタンスが好きですね。

アクションシーンの作画めっちゃいいのに加え、バトル面の敵キャラを真島に絞っていたのがいい判断だったと思います。真島のキャラがとてもいい出汁が出ていて、戦闘シーンの面白さを引っ張ってくれていました。

 

かなり話題になった作品でしたが、所々ネタ要素でインパクトのあるシーンを作れるのが凄いですよね。「さかな~」「たきなのパフェ」「心臓が逃げる!!」とか印象に残るものが多く、シリアスさと緩さのバランスが良かったです。

ストーリーも面白かったしアクションもカッコいいしネタ要素も笑えるっていうひたすら楽しませてもらった作品でした。

 

 

S「シャドーハウス 2nd Season」

独特な雰囲気の世界観とキャラクターが魅力的な作品ですが、今期は物語が進みシナリオ面も面白かったのでかなり良かったです。

物語の中でキャラの個性を光らせるのが相変わらず上手いなあって印象で、今回は主人公のエミリコの成長やケイトの強かさが要所要所で見られて、ちょっとネタバレになりますが終盤のローズマリー、マリーローズ戦なんかは特に盛り上がってましたね。

 

徐々にシャドーハウスの黒い部分や、生き人形と影のやばい事実も明らかになってきて、どんどん物語が面白くなってきましたが原作が完結しておらず、まだまだ謎も多い所でお話は一旦締められたのでまた続きが見たいですね。

 

S「Extreme Hearts」

最初いいクソアニメ枠として楽しんでいたんですけど気づいたら引き込まれていてびっくりしました。

 

スポーツとアイドルものを合体させた作品で、エクストリームギアっていう身体能力が現実離れするようなサポート用具を使い、色んな種目のスポーツで競い合うっていうお話。1話の段階でボールで相手をKOしてもルール上OKみたいなことが明記されていたり、人数が足りない種目の場合人型ロボットの使用が可能であったりと、良い感じにツッコミどころのあるとんでもスポーツ作品が始まったなって笑いながら視聴してました。

ある程度勝ち進んだらライブをする権利を貰えるという設定だったので、話のテンポがかなり良くさくさく進んで行って見やすかったです。

 

全体的に作画は怪しかったんですけど、ライバル達にもしっかりスポットを当て上手くキャラを立てていたので、ちょいちょいツッコミどころはありつつもちゃんとスポーツものとして熱さを感じられたのも良かったです。まあたまにハンドボールのシュートでキーパーごとゴールに押し込んだやつもいましたけど。

 

この作品の評価がやたら高い最大の理由はライブシーンがよく出来ていて、ライブは全12話中2回だけで、普段の作画が怪しい分、全てのリソースを魅せるべき場面に集中させ躍動感のあるライブシーンに仕上げていたのが非常に良かったです。やっぱ勝負所をわかって力を入れてくる作品はいいですよね。

 

特に最終話はライバルチームと主人公チームの2つのライブが描かれていましたが、ライバルチームの方がダンスの動きに力が入っていて面白い手法でした。

主人公チームはまだ新人で、ライバルの方はトップアイドルグループだったのもあって、アイドルとしては実力の差があるのがしっかり表現されていて細かいなあと感心しました。

その分主人公チームのライブは演出面が非常に凝っていたのが良かったですし、ライバルチームは作画で魅せて、表現の違いでどっちも引き立たせる素晴らしいライブシーンだったと思います。

 

主題の要素がキワモノ寄りではありましたが、スポーツものとしてもアイドルものとしてもしっかり盛り上げ、綺麗に纏められているかなりの良作で今期1番楽しめたんじゃないかなと思います。

 

Aようこそ実力至上主義の教室へ 2nd Season」

結構怪しい部分がいっぱいあるのに、個人的には今期1.2を争うぐらい楽しめた変な魅力のある作品だったと思います。やっぱ原作がいいんですかね。

 

怪しいとは言っても特に大事な場面では力が入っていて、3話の軽井沢周りのお話は凄く面白かったです。知らんモブが一気にヒロインに躍り出るくらい魅力的なキャラクターに仕上がっていて、主人公との絡ませ方というか見せ方が凄く上手いんでしょうね。

 

特に最終話あたりは別作品かってくらい作画が良く、龍園との直接対決という盛り上がるところはしっかりしていた印象で、1期の時も書きましたが龍園が敵キャラとして本当に魅力的だったと思うんですよね。

龍園って暴君キャラでクラスでも独裁政治を強いているような、どちらかと言うと偉そうな小物キャラに見える部分もありますが、どのキャラクターよりも体を張り、リーダーでありながら自らが前に出て誰よりも貪欲に勝利を目指すキャラクターだったので、やっていることは過激でも不快感は感じない絶妙なキャラクターだったと思います。

ただやってることはやってるので、主人公にボコボコにされればそれはそれで今まで偉そうにしていた暴君が落ちるカタルシスによって展開が映えますし、龍園の過激さのおかげで、酷い目に合わされた軽井沢のヒロイン力がより引き出されていったのが上手いなといった印象でした。

 

上手く説明できませんがよう実はライブ感で凄く楽しく視聴できましたし、軽井沢がヒロインとしてかなり好きなキャラクターになったので続きも楽しみです。

 

A「Engage Kiss」

おちゃらけた雰囲気でしたが後半からストーリーも面白くなって一気に盛り返した印象。

主人公がヒロインの悪魔との契約で記憶を代償にしているのですが、色んな記憶を徐々に売り渡していき、後半でどんどん追い込まれていく描写が良かったですね。

この手の寿命を削る大技とか記憶を代償にする系ってそんなにデメリットが大きく見えないことが多くて、払った代償が見えづらいと説得力が無いなあって思うことがほとんどだったので、主人公が徐々におかしくなっていくところをしっかり描いていて、代償がわかりやすかったのが好印象です。

終盤に話が繋がり一本の道のようにしっかりと物語を走り切った印象で、黒幕が判明し最終決戦までの道のりが良く出来ていて、作画もずっと安定して動いてましたし、シナリオと合わせ予想よりはるかに盛り上がっていってくれたので、個人的にはかなり楽しめた作品でした

 

AオーバーロードⅣ」

2、3期は微妙でしたが4期は1期の雰囲気に近くて面白かったです。

主人公が結構振り回されていて、大筋はダークな雰囲気の中ネタ要素もしっかりあってオバロらしかったです。ジルクニフが必死過ぎて武王に声援を送るシーンは全シリーズの中で一番笑いました。

主人公達が強すぎるせいで戦闘シーンの緊張感がどんどん薄れていったシリーズでしたが、今回は1期から登場していブレインの最期の見せ場がカッコ良かったのでそのあたりも満足しています。

 

B「新テニスの王子様 U-17 WORLD CUP

ぶっ飛んでてめっちゃ笑えたんで良かったです。

原作読んでるので端折った部分が気になったり、原作の方が面白いなっていう所も多かったのですが、デュークホームランを顔面にぶち当てたり、アマデウス戦で阿久津が引きずられているシーンはアニメで見るとよりシュールでいい部分もあったと思います

 

B「てっぺんっ!!!!!!!!!!!!!!!」

まごうことなきクソアニメ枠。でも嫌いじゃない。

最初微妙でしたが、後半キャラが立ち始めてからはそれを活かしたコントも多く、回を重ねる毎にどんどん面白くなっていった印象です。

特に誕生日を祝ってほしい2人が、さり気なく誕生日だと気づいてもらうために頭脳戦を繰り広げる回はマジで馬鹿馬鹿しく脚本が良く出来ていて、これも気づいたらめっちゃ楽しんでいるという不思議な魅力がある作品でした。

 

Bはたらく魔王さま

ずいぶん前の作品なんで心配していましたが、以前と変わらずファンタジー要素と庶民派のノリが噛み合った面白い作品でした。
シリアスになるとちょっと落ちる所もありましたが、田舎に農作業をのバイトに行く話あたりはネタ要素に振っていて良かったですし、魔王達の庶民感溢れる素朴なやり取りが、なんとなく癖になる空気感でとても好きですね。

 

B「黒の召喚士」

序盤は戦闘シーンバチバチに描いていて高評価でした。

CGを使うとどうしても違和感はありますが、それでも動かすこと重視で戦闘狂の主人公を上手く表現できていたのが特に良かったです。

後半キャラが揃ってくると主人公たちが強くなり過ぎて緊張感が無くなっていったのが惜しかったなあという印象で、途中主人公が悪役ムーブをしてそれが妙に似合っていたり、最終話はわりと強敵が出てきて所々光るものがある作品だったので非常に惜しいですね。

 

B「邪神ちゃんのドロップキックX」

日常ギャグ枠としてぶっ飛んでて面白かったです。

中盤のご当地ネタ回がなんだったのかよくわんないですけど、コアなファンがいるのが頷けるいい意味でネジの外れたネタが多かったです。

 

Bダンまち 迷宮編」

最近人間同士でバチバチやってるイメージだったので、原点回帰しダンジョンというものにフォーカスして物語を進めているのが緊迫感があって良かったです。

ただ話が途中で終わっていて、分割で続きをするみたいなので続編次第なところはあります。

 

B異世界薬局」

なろう系ですけど力技で無双するのではなく、薬剤師としての主人公の活躍がメインでシナリオがしっかり作られていたので、結構変わり種で面白かったです。

一応魔法とかが使えるある世界ですが、敵側の戦術が街中で伝染病を患った動物を風の魔法でまき散らしてバイオテロを起こす展開があったりと、ファンタジー要素と医療系としての要素を上手く混ぜて工夫されている部分があり、細かいところがきちんと練られているのが伝わってくる作品だったと思います。

 

B「金装のヴェルメイユ」

えちえち枠だけどバトル要素もしっかりこなしていて特に序盤が面白かったです。

中盤は以降はヒロインにフォーカスされて結構重い展開などもあり、決して悪くはないんですけどそ主役の2人にがっつり尺が割かれていて、あくまで個人的にはですが、周りのキャラも結構面白そうなキャラがちらほらいたので、そっちの出番も見たかったのがちょっと残念でしたかね。

 

B「最近雇ったメイドが怪しい」

おスケベですわ~の台詞があっただけで収穫かもしれない。

序盤は主人公とヒロインのやり取りがワンパ過ぎて微妙でしたが、キャラが増えてからは掛け合いやお話の幅が一気に増えて面白くなりました。

 

Bラブライブ!スーパースター!!2期」

新登場した1年生のキャラがかなり良く、掴みは完璧に近かったと思います。

サンシャインの時もあったんですけど、後半のシナリオが無茶苦茶であんまり納得のいかない部分もありましたが、序盤の面白さは結構評価できると思います。

 

B「彼女、お借りします Season2」

キャラは間違いなく可愛い。それに対し主人公の微妙な印象が1期から変わらずで、シナリオまで少し薄く感じてしまったのが難しいところ。主人公も等身大でちょっとずつ頑張ってはいるんですけどね。

ただ元カノが本筋に絡んでくる話だけはほんとに不穏で面白く、自分好みの謎の心理戦が勃発したり、先の読めない展開でワクワクさせてくれるいい要素だなと思います。

 

C「ユーレイデコ」

世界観が独特で世界の謎を解き明かしてく系の作品で、終盤は割と盛り上がりつつ綺麗にまとまっていたと思います。

途中デジタルな世界観を活かした1話完結のエピソードが展開されていて、要所要所でいい話もありましたが、どうしても序盤の掴みの部分がきつい印象でした。

メインキャラの2人がどっちもトラブルメイカーな所為で、話も会話もまとまらないまま置いてけぼりでシナリオを進めていく感覚があったので、もう1人落ち着いたキャラというか、話をまとめてわかりやすくするキャラが始めから出ていれば大分印象が変わっていたかもしれませんね。

 

C異世界迷宮でハーレムを」

エロ特化の作品かと思いきや主人公が結構堅実にダンジョンを攻略しててそれはそれでよかったです。

規制ばっかで良くわかりませんでしたが、EDなどのネタ要素はわりと面白かったです。

 

D「転生賢者の異世界ライフ」

ブルーレッサーファイヤードラゴンだけは忘れない…

 

D「咲う アルスノトリア すんっ!」

日常系に不穏なシリアス要素を加えて捻ったシナリオを魅せてくれるかと思いきや、続きはアプリゲーで、のパターンでなんもシナリオがわからんままなんか日常だけやって終わったので結局なんやねんって感想で終わってます。

最初から日常系として視点を変えていたら違っていたかも?