今期のアニメ延期とかめっちゃ多かったんですけど、かぐや様が強すぎてなんとかなりましたね。
それ以外でも、自分があんまり見たことのないタイプのアニメがいくつかあって、オリジナリティで楽しませて貰えたのが印象的です。
いつもの評価
A：特に面白く具体的にオススメできるポイントがあるもの
B：2期など続編があれば是非視聴したいもの
C：個人的には悪くない
D：なんとも言い難い
S：他と比較することが意味を成さないもの
EX：例外
A「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」
主人公が乙女ゲームの世界に転生し、ゲームのヒロインではなく、ヒロインの恋路を邪魔する金持ちで性格が悪い悪役令嬢のキャラとして生まれ変わってしまい、悪役としてのBAD ENDになることを回避するために奔走するお話。
話の大筋が中々に独特な作品でしたが、異世界転生ものとしていい変化球だったと思います。本人に全く自覚なしで主要キャラを男女問わず落としまくる姿は、なんというか俺つえー系で見るようなハーレム状態に近いっちゃ近いんですけど、主人公は至って真面目に、めちゃくちゃ必死に生き残るために頑張ってるだけなので、不快感も無いですしラブコメというよりはギャグコメディとして面白かったと思います。
あと主人公の考え方が好きで、ある程度のBAD ENDは受け入れて島流しにされた後のことを考慮し、自給自足できるようガチで農業のスキルを上げに行ってて最悪の状況だけは感じケアするがなんというか親近感がありましたね。基本ちょっとずれてるんですけどそこが魅力的な主人公でした。
後半少し失速気味にはなったんですが 、転生ものには珍しく最終盤で生前の主人公が多少描かれているんですよね。転生前の世界の友人との思い出とか個人的に熱い展開でした。続編があるみたいなのでラブコメとしての決着もあれば気になりますね。
A「波よ聞いてくれ」
スープカレー屋の従業員だった主人公がラジオのパーソナリティとして奮闘していく物語。
まず第一に思ったのがオリジナリティ、というかこの作品も独特な雰囲気があってとても楽しめました。ラジオが題材のアニメっていうのが珍しく、どんな仕上がりになるのか全く読めなかったので毎話新鮮な気持ちで見れたのが大きかったです。
最初は展開について行けず全然わからん作品だなと思いましたが、2.3話あたりからはキャラの掛け合いが面白く引き込まれていったのをよく覚えています。この作品は主人公の癖がとても強くラジオ関係無くめっちゃ喋ります。やたらテンポがいいです。主人公のトーク力やキャラによって、何気ない日常のシーンや先ほども書いた他のキャラとの掛け合いの面白さを引き立たせていたので、そこがこの作品の最大の魅力だったと思います。
話としてはラジオが題材ではありますが、毎話ラジオの収録をしているわけではなく、全12話の中でラジオを収録していたのは半分くらいだったと記憶しています。こういう作品ってよくあるのは、元の職場を辞めてどんどんラジオの世界に引きずり込まれていってという流れかなと思っていました。しかし一度は勢いでスープカレー屋を辞めようとする展開はありましたが、ラジオの世界に引きずり込んだ張本人から週1本のラジオの報酬で食っていけるわけねーだろと言われ渋々そのまま続けるんですよね。ストーリーの比重をそこまでラジオに傾けないのかと意外ではありましたが、それまで通りの普段の生活で主人公のキャラを掘り下げていって、尚且つそれまでの生活があるからこそ徐々にラジオの世界に入っていく様子が丁寧に描けていたのかなと、個人的には面白い話の構成だと感じました。
ラジオ局関連のキャラやスープカレー屋での主人公を取り巻くキャラ、その個々に細やかなドラマがあっていい味を出していたのも印象的ですね。、先ほども書いた通りラジオパートだけでなく日常パートもしっかり描写されていて両サイドのキャラを上手く魅せられていたと思います。
わりとリアルなドラマ展開に対し肝心のラジオ収録の内容は漫画らしい奇抜な展開でそれはそれで面白かったのですが、最終話だけは少しリアルな、「これこそがラジオの仕事」と言えるようなかっこいいエピソードだったので、それまでのふざけていた分の落差もあり完璧に締めたのも高評価です。
A「継つぐもも」
相変わらず絵や展開に古臭さは感じるものの古き良き王道バトルものとしての熱さとギャグエロのネタシーン満載の忙しいアニメでした。えっちなシーンの悪ふざけ度は前回よりパワーアップしていたので必見だと思います。シーンによってはクソどエロいです。僕は要所要所めっちゃ笑いました。
戦闘シーンの迫力も健在で全体を通してレベルが高かったのですが、作画に関しては9話のくくり無双シーンがかっこよく爽快感があって燃えましたね。
ーーーーーーーーここからちょっとネタバレーーーーーーーーーー
展開の熱さで言えば最終話の戦闘が絶望感と迫力を兼ね備えていて印象的でした。敵のキャラが一度敗れたくくりの技に対し、ただでさえ元から強かったのに主人公をずっと見てきたことによって、主人公の切り札である「かみがかり」を敵も発動させ本気のくくりを倒したところの絶望感がとても良かったです。
原作が続いているので綺麗に決着する終わり方では無かったのが残念ですが、とても先が気になる終わり方だったので続編は難しいかもしれませんが期待したいですね。
B「球詠」
野球を題材にしたスポ根のきらら枠
作画がやばいやばい言われててまあ実際やばかったんですが、最後試合など決めるところはしっかり決めていたので後半から一気に評価を上げた作品でした。
作画や設定など正直、正直つっこみたいところは色々あしましたよ。野球のグラウンドで短パンでスライディングなんぞしようものなら血だらけになるぞとか実体験を伴っているので気になったり、笑わせにきてんだろってくらいCGの作画がおかしかったりもありましたが、細かいことは気にしない方がアニメは楽しめるので見方が大事です。
ツッコミどころはあっても最後の試合はがっつり3話も尺を割かれており、個々のキャラの悔しい思いや信頼された思いに応えようする熱い展開が描かれていて気がついたらなんやかんや楽しめたなって作品でした。
あとこの作品スポーツをがっつりやっている関係上女の子キャラのガタイがめっちゃいいんですよね。野球なのに短パンでめっちゃ足を出してくるし正直めっちゃ好き。
B「プリンセスコネクト」
ソシャゲアニメなのであんまり期待していませんでしたがこれは普通に楽しめました。
キャラが抜群に可愛いのと変にゲームのストーリーを入れ過ぎず、キャラの良さを生かした日常パート多めのバランスが上手くはまったのかなと思います。勝手なイメージですがソシャゲアニメってゲーム用の進行速度のストーリーを無理やりアニメに流用してバランスが悪くなる印象があったので、これは作品の強みを良く理解して生かしているのかなといった印象でした。
狙って「このすば」の雰囲気に近くしているっぽかったので日常パートは面白かったです。そこでキャラの魅力を引き出しておくと後半のシリアスにも効いてきますからそのあたりがバランスがいいなと感じた要因だと思います。
B「
青春群像劇系のラブコメなんですが、いい意味でも悪い意味でも中々もやもやする恋愛模様で好みの分かれる作品だったと思います。主人公の片思いをしているキャラがとても優しいが悪気が無く異性を振り回す天然悪女を極めたキャラクターになっており、この作品のもやもやの全ての元凶とも言える存在でしたが、僕は見ててとても楽しかったです。「あーこういう人いるなあ」という感想で悪女ムーブをブチかましても笑って見れたのが大きかったです。等身大の中々上手くいかないラブコメがが好きな人には楽しめると思います。
B「かくしごと」
親子を題材にした基本ギャグコメディなんですけど、毎回最後に10年後の様子を1～2分だけ見せるんですよね。ずっと謎を残しながら最終話のシリアス展開に繋げて上手くまとめていたのでギャグとしてもそれなりに面白いし終わり方も綺麗ないい作品でした。
B「本好きの下克上」
安定枠って感じですけど個人的には今回の2期の方が楽しめました。なんというか主人公が権力を手に入れて話が動いてきた感じですかね。周りに厄介な人間が増えてきて一個一個解決していくというか。こっから面白くなりそうな雰囲気はあるんですけどあんま言うことも無くて感想が難しい。
C「グレイプニル」
デスゲーム系に近いバトルものだったんですけど、戦闘作画が動いててそこそこ期待していましたが、後半戦闘シーン少なくてシリアス展開の話も消化不良なまま終わってしまったのでちょっと残念でした。ただ最終話の戦闘シーンはやっぱ動いててちょっと勿体ない作品だった感じですね。
D「八男」
何考えてるかわからん感じの主人公なのに全体的にはネタ要素も薄くて、やっぱなろう系はもっと欲望に忠実だったり尖っている方が好きだなという感じですね。
一応バトル系というよりか貴族社会の諸々を描いてはいたんですがいかんせん地味でしたね。
S「かぐや様は告らせたい」
1期が抜群に面白く原作を全巻揃えて読んでしまった状態で見たんですがそれでも毎回声を出して笑ってしまったりする凄い作品でした。原作は細かいところがしっかり見えて、アニメは尺の都合がありますがその分アニメならではの派手な演出(ソーラン節)や声優の渾身の演技が見られるのでどっちも面白いです。なんでアニメしか見ていない方は原作も見ましょう。
ーーーーーーー軽いネタバレーーーーーーーーー
今さら僕が語ることもあまりありませんが最終話のエピソードが特に好きで、誰かと分かち合った大切にしている思い出ならば相手もまた大切にしているものである。のところは演出も含めとても素敵なお話でこれを最終話に持ってきてくれたのは締めとして最高だったと思います。まだまだ見たいエピソードがあるので3期を期待したいですね。
